【写真特集】能登半島地震で被災した中橋商事の現状 復興米で農家を支援
能登半島地震で能登の新米数百トンを保管していた米卸売業「中橋商事」(石川県宝達志水町)の倉庫が被災しています。衛生状態に問題ないものを再選別し、精米すると、200~300tほどは食べられる見込みであるため、今回の地震により行き場を失った新米を『復興米』として提供することにしました。
能登半島地震で能登の新米数百トンを保管していた米卸売業「中橋商事」(石川県宝達志水町)の倉庫が被災しています。衛生状態に問題ないものを再選別し、精米すると、200~300tほどは食べられる見込みであるため、今回の地震により行き場を失った新米を『復興米』として提供することにしました。
目次
中橋商事の倉庫に保管されていた米は、能登半島で昨秋に収穫された新米です。
中橋枝里子副社長は「農家の方が丹精込めて生産したお米が未曽有の揺れと今も続く余震によりフレコンが倒れ、お米の銘柄が混ざるなどの被害となりました」と話します。
このまま精米をしてスーパーや、ホームセンターなど一般の店頭で販売することは難しいため、復興米として販売し、資金の一部を農家支援に還元する予定です。復興米は、中橋商事の特設ページから購入できます。
地震の被害を受けた中橋商事の倉庫
宝達志水町の南吉田で見つかった地割れ
田園地帯にある中橋商事の倉庫。農家の資材保管庫にも使われていたが、能登半島地震で擁壁が沈み、建物の支柱に損傷が出てしまったため、取り壊しが必要になる
壁の崩落があった倉庫。崩れた壁の下敷きになった米は廃棄せざるを得なくなった
能登半島地震で新米が入ったフレキシブルコンテナバッグの一部から米が散らばってしまった倉庫(写真はいずれも中橋商事提供)
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