目次

  1. エクセルのシート全体で0の表示/非表示を切り替える
  2. エクセルの書式設定で0の表示/非表示を切り替える
  3. 条件付き書式で計算結果の0を表示/非表示にする
  4. IF関数で0の代わりに空白やダッシュを表示する
  5. エクセルで数字の頭に0をつける・頭の0を消す

 Microsoftの公式サイトには、ゼロを表示/非表示にする手法がまとめられています。

 シート全体で0の表示と非表示を切り替えるには、まず[ファイル]>[オプション](隠れている場合があります)>[詳細設定]へと進んでください。
 そして[次のシートで作業するときの表示設定]からワークシートを選び、次のいずれかの操作をしてください。

Excelのオプション
Excelのオプション
  • ゼロの値が入力されているセルに "0" を表示するには[ゼロ値のセルにゼロを表示する]チェックボックスをオンにする
  • 0の値が入力されているセルを空白セルとして表示するには[ゼロ値のセルにゼロを表示する]チェック ボックスをオフにする

 セル単位で0の表示/非表示を切り替えるには、書式設定の操作が便利です。0を非表示にするには、次のように進めてください。

  1. 0を非表示にするセル範囲を選ぶ
  2. ショートカットキーで[Ctrl]+[1]キーを押すか、[ホーム]タブから[書式]>[セルの書式設定]を選択
  3. [表示形式]から[ユーザー定義]を選択
  4. [種類]ボックスに「#」を入力して「OK」
セルの書式設定
セルの書式設定

 非表示の0を表示させるには、逆の操作をします。

  1. 0を非表示にするセル範囲を選ぶ
  2. Ctrl + 1 キーを押すか、[ホーム]タブから[書式]>[セルの書式設定]を選択
  3. [数値]>[全般]を選択して既定の数値形式を適用し、[OK]を選択

 条件付き書式を使って計算結果で0が表示された場合にフォントの色を白にして見えなくする方法があります。

  1. 0が表示されているセルを選択
  2. [ホーム]タブから[条件付き書式]の横にある矢印を選択>[セルの強調表示ルール]>[指定の値に等しい]を選択
  3. 左のボックスに「0」を入力
  4. 右のボックスの[ユーザー設定の書式]を入力
  5. [セルの書式設定]ボックスで、[フォント]タブを選択
  6. [色]ボックスで、白を選択し、[OK]を選択
セルの書式設定
セルの書式設定

 IF関数で0の代わりに空白やダッシュを置換する方法もあります。

値が0の場合、次のような式を入力してください。
=IF(A2-A3=0,””,A2-A3)

IF関数
IF関数

 IF関数は、(A2-A3)の結果が0の場合、0を表示せずに何も表示しません。空白の代わりに、「-」(ダッシュ)を表示したい場合は、"-"を””(二重引用符)の間に指定します。

 Excelでは、数字を入力すると、頭の0が表示されません。これは入力した数字が「数値」として扱われているためです。

 頭に0を表示する方法の一つが、文字列として表示させることです。

  1. 入力したいセルを選択して右クリックし、「セルの書式設定」(ショートカットキーでは「Ctrl」+「1」)を選択
  2. 「表示形式」タブの「分類」から「文字列」>「OK」を選択
セルの書式設定
セルの書式設定

 ただし、文字列にすると、思うように並べ替えができなくなる可能性があります。数値のままで表示させるには次の方法を選んでください。

  1. 該当するセルで右クリックし「セルの書式設定」を選択
  2. 「表示形式」タブの分類から「ユーザー定義」を選択
  3. 「種類」という入力欄に「0000000」(0を7桁)を入力し「OK」を選択

 逆に、頭の0を消したい場合は、セルの書式設定で「数値」を選択してください。

セルの書式設定
セルの書式設定