目次

  1. 車検更新（車検の継続検査）とは
  2. 改正道路運送車両法施行規則等の施行、いつから？

　国交省のポータルサイト「自動車検査登録」などによると、自動車検査証の有効期間満了後も引き続き使用するためには、継続検査（車検）を受ける必要があります。

　2回目以降の車検の有効期間は自家用車で2年、バスやトラックなどは1年と定められています。

　これまで、残存する旧車検証の有効期間を失うことなく、新車検証に更新するには「有効期間の切れる1ヵ月前から満了日までの間（離島に使用の本拠の位置を有する自動車は2ヵ月前）」と定められていました。

　しかし、車検需要が毎年3月に集中し、自動車ユーザーが整備や車検の予約が取りづらく、自動車整備士も残業・休日出勤に追われるという問題が起きていました。

　こうした課題の緩和に向けて、国交省は、道路運送車両法施行規則の一部を改正しました。2025年4月1日からは、一律で自動車の有効期間満了日の2ヵ月前から車検を受けることができるようになります。たとえば、3月末が有効期限であれば、1月末から車検を受けることが可能になります。

　あわせて自賠責保険の有効期間も整合させるため、自動車損害賠償保障法施行規則も改正しています。