目次

  1. 多摩モノレールとは
  2. 多摩モノレールの延伸計画 2030年代半ばに開業へ

 沿線自治体の武蔵村山市の公式サイトによると、多摩都市モノレールは1998年11月に立川北から上北台までの区間、2000年1月に多摩センターから立川北までの区間が開業しました。

 多摩都市モノレールは、東京都が支柱や軌道桁などのインフラ部を、多摩都市モノレールが運営基地や変電所、車両などに関わる部分を、それぞれ負担して建設しました。運行は、多摩都市モノレールが担っています。

 多摩モノレールの公式サイトによると、軌道法に基づく特許を申請した延伸区間は、既存開業終点駅のある東大和市から武蔵村山市を経由し、JR箱根ケ崎駅のある西多摩郡瑞穂町に至る延長約7.0kmの計画です。現在、都市計画手続等が並行して行われています。

 東京都は「JR箱根ケ崎駅から多摩センター駅までが繋がり、多摩地域の公共交通ネットワークが強化されることで、多摩地域のアクセス利便性の向上が図られる」と説明しています。

 このモノレール延伸は、東京都が掲げる「都心・多摩の鉄道ネットワークの強化」の一環で、東京都と連携して、2030年代半ばの開業を目指し、事業化に向けた手続を進める予定です。

 モノレール施設の建設は、インフラ部を東京都が、インフラ外部を多摩都市モノレールが施行することを基本としており、建設費は、インフラ外部約358億円(税抜き)とし、別途、インフラ部として約900億円(税込み)を予定。総額約1290億円(税込み)となっています。

 延伸区間で7つの駅を設置予定で、新駅の駅名は特許取得以降に検討する予定です。