Windows Updateの8月更新 「緊急」含む脆弱性に対応
マイクロソフト(Microsoft)は2024年8月14日(日本時間)、マイクロソフト製品に関する脆弱性の修正プログラム(月例)を公表しました。「CVE-2024-38063」など、緊急度の高い脆弱性の対応もあるため、「できるだけ早期に、公開したセキュリティ更新プログラムを適用してください」と呼びかけています。
マイクロソフト(Microsoft)は2024年8月14日(日本時間)、マイクロソフト製品に関する脆弱性の修正プログラム(月例)を公表しました。「CVE-2024-38063」など、緊急度の高い脆弱性の対応もあるため、「できるだけ早期に、公開したセキュリティ更新プログラムを適用してください」と呼びかけています。
8月のセキュリティ更新プログラムで対応している脆弱性のうち、すでに悪用されていたり、脆弱性の詳細が公開されてしまったりしているものは以下の通りです。
このほかにも、共通脆弱性評価システムCVSSが10点中、9.8点とリスクの高い脆弱性が以下の通りです。
CVE-2024-38063の脆弱性は、ユーザーの操作を必要としない「0 クリックの脆弱性」として、とくに注視されています。攻撃者が、特別に細工されたパケットを含む IPv6 パケットを Windows マシンに繰り返し送信し、リモートでコードが実行される可能性があります。
こうした脆弱性に対応するため、早めのセキュリティ更新を実行してください。
セキュリティ更新プログラムが自動更新される設定になっていれば問題ありません。もし手動で更新する必要がある場合は、以下の対応をとってください。
Microsoftの公式サイトによると、セキュリティプログラムの更新方法は、Windows11の場合、[スタート]>[設定]>[Windows Update]の順に選択し、[更新プログラムのチェック]をクリックしてください。
情報処理推進機構(IPA)の公式サイトは、夏季休暇中はセキュリティ対策が遅れがちになるとして、休み明けの修正プログラムの適用や、サーバ等における各種ログの確認を呼び掛けています。
とくに、最近はインターネットに接続された機器・装置類の脆弱性を悪用するネットワーク貫通型攻撃が相次いでいるといい、注意が必要です。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。