みらデジ事業、2025年3月末で終了へ 後継は4月から「デジwith」
みらデジとは、経営課題の把握からデジタル化による経営課題解決までを支援していく事業で、IT導入補助金の申請要件にもなっていました。中小企業基盤整備機構は2025年1月17日で事業者登録などを停止し、3月末で「みらデジ」の全サービスを終了すると発表しました。4月からはITプラットフォームという別サービスと統合した登録不要の「デジwith」を立ち上げる予定です。
みらデジとは、経営課題の把握からデジタル化による経営課題解決までを支援していく事業で、IT導入補助金の申請要件にもなっていました。中小企業基盤整備機構は2025年1月17日で事業者登録などを停止し、3月末で「みらデジ」の全サービスを終了すると発表しました。4月からはITプラットフォームという別サービスと統合した登録不要の「デジwith」を立ち上げる予定です。
みらデジのポータルサイトによると、「みらデジ」は、デジタル化を通じた経営課題の設定と解決を目指す中小企業と、中小企業の取り組みを支援する機関の双方をサポートするデジタル化支援ポータルサイトとして、2022年7月より運用しており、2024年4月から運営主体を中小企業庁から中小機構に移管していました。
みらデジは2025年3月末で終了することが決まりました。2025年1月17日に支援機関/デジタル化支援者登録申請、事業者登録が停止されます。さらに、3月31日には「みらデジ」の全サービスが終了となります。
利用者データは4月1日にすべて削除されるため、退会手続きは不要です。ただし、中小機構の担当者は「みらデジ経営チェックの結果やみらデジリモート相談の記録など必要なデータはダウンロードまたは印刷してほしい」と伝えています。
データの保存方法はみらデジの公式サイト(PDF)で案内しています。
その代わりに、2025年4月1日からは、中小機構のITプラットフォームの機能と統合させた「デジwith」を新たに立ち上げる予定です。利用者のハードルを下げるため、登録しなくても多くのサービスが利用できるようにする予定です。
具体的には2025年1月以降に公表予定ですが、豊富なビジネスアプリやIT化事例を紹介する「ここからアプリ」や、経営チェックなどの機能は引き継がれる予定です。
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