目次

  1. 雇用形態とは 英語はEmployment status
  2. 主な雇用形態一覧
    1. 派遣労働者
    2. 契約社員(有期労働契約)
    3. パートタイム労働者
    4. 短時間正社員
  3. 雇用形態の違いにもとづく注意点 役立つ記事一覧

 雇用形態は正社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなどの働き方を指す言葉で、英語では“Employment status”と呼ばれます。厚生労働省の公式サイトには、様々な雇用形態と雇用するうえでの注意点を紹介しています。いくつか主なものを一覧形式で紹介します。

 労働者派遣とは、労働者が人材派遣会社(派遣元)と労働契約を結んだ上で、派遣元が派遣先に労働者を派遣し、労働者は派遣先の指揮命令を受けて働く形態です。労働者派遣法で派遣元と派遣先が責任を分担するべき事項が定められていますが、法律上の雇い主は人材派遣会社になります。そのため、事故やトラブルが起きた際は、まず人材派遣会社が対処する必要があります。

 契約社員とは、労働契約にあらかじめ雇用期間が定められている労働者です。労働者と使用者の合意により契約期間を定め、契約期間の満了によって労働契約は自動的に終了することとなります。1回あたりの契約期間の上限は原則として3年です。

 パートタイム労働者とは、1週間の所定労働時間が、同じ事業所に雇用されている正社員と比べて短い労働者です。パートタイム労働者を雇用する使用者は、パートタイム労働法に基づき、公正な待遇の確保や正社員への転換などに取り組むことが義務付けられています。

 また、労働者を雇い入れる際、使用者は、労働条件を明示すること、特に重要な条件については文書を交付することが義務付けられていますが、パートタイム労働法では、昇給・退職手当・賞与の有無についても文書の交付などによる明示を義務づけています。

 短時間正社員とは、フルタイムの正社員と比べて、その所定労働時間(所定労働日数)が短い正社員であって、次のどちらにもあてはまる労働者をいいます。

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