目次

  1. 名豊道路とは
  2. 3月8日の名豊道路の開通区間
  3. 名豊道路全線開通の効果

　国道23号名豊道路は、名古屋市と豊橋市を結ぶ、全長72.7kmに及ぶ高規格道路です。

　この道路は、沿線の知立市、岡崎市、蒲郡市、豊橋市を含む、8市1町を通過します。名豊道路は、知立バイパス、岡崎バイパス、蒲郡バイパス、豊橋バイパス、豊橋東バイパスの5つのバイパスで構成されています。

　3月8日に開通するのは、蒲郡バイパスの一部です。名豊道路は、自動車輸出の盛んな三河港と沿線市町の自動車組立工場を結び、広域的な物流ネットワークを形成する役割があります。

　3月8日に開通する区間は、蒲郡バイパスの豊川為当ICから蒲郡IC間で、その延長は9.1kmです。この区間は、暫定2車線（上り・下り各1車線）での開通となります。この開通により、名豊道路は全線開通となります。

　国交省の名四国道事務所の公式サイトによると、名古屋から豊橋・浜松方面へのアクセス向上や、物流の効率化にメリットがあるといいます。

　たとえば、名古屋から豊橋までは、国道1号を利用すると約1時間50分かかりますが、名豊道路が開通すると時速60ｋｍで走行できるので、約1時間で到着できるようになります。

　また、名豊道路の全線開通でアクセスが容易になる三河港は完成車輸入で台数・金額ともに1993年度から25年連続全国1位で、貨物取扱量は年々増え続けています。

　名豊道路が開通することで、三河港をはじめ、名古屋港、衣浦港、中部国際空港などの物流拠点と周辺の拠点都市が緊密に、快適に結ばれるようになると期待されます。