目次

  1. 南岸低気圧とは 関東地方でも週末の雨や雪に注意
  2. 2月4日からは日本海側や西日本で大雪の恐れ

 気象庁の公式サイトによると、西日本と東日本の太平洋側に雪をもたらす雪雲の多くは南の海上を通過する低気圧によってもたらされます。

 これらの低気圧は、南側の沿岸部を通る低気圧という意味で「南岸低気圧」といった呼び方をされ、「南岸低気圧による大雪」という表現も用いられています。

 ただし、南岸低気圧に伴う雨や雪の予報は、低気圧の通るコースと降水をもたらす雲域の広がり方の両方について正確な予測が必要となりますので、予報が難しい場合が多くなります。

 気象庁の1月31日時点の予報によると、2月2日にかけて関東地方で南岸低気圧により降雪が予想されています。車を運転する場合は冬用タイヤの装着やタイヤチェーンを携行し、最新の気象情報を確認してください。

 さらに2月4日ごろから、この冬一番の強い寒気が流れ込み、北日本から東日本にかけての日本海側や西日本を中心に荒れた天気や大雪となり、一部では警報級の大雪となる場合があるため、国土交通省が注意を呼び掛けています。

 気象庁の公式サイトによると、強い寒気は7日ごろにかけて流れ込み、冬型の気圧配置は、その後も数日は続く見込みです。

 大雪による交通障害や農業施設への被害、ふぶきや吹きだまりによる交通障害、なだれに注意してください。なお、冬型の気圧配置や寒気の南下が予想より強まった場合は、警報級の大雪となる可能性があります。

 国交省中部地方整備局などによると、降雪状況によっては高速道路や直轄国道の通行止めを行う可能性があり、直轄国道については予防的通行規制区間やそれ以外の区間でも通行止めの可能性があるといいます。

 「降雪に備え、冬用タイヤの装着およびタイヤチェーンの携行、早めの装着をお願いします」とし、荷主企業には「ドライバーの命や大切な荷物を守るため、運行中止も含め、検討をお願いします」と呼び掛けています。