【アトツギ掲示板】大阪・関西万博も地域イベントも 4~5月を一挙紹介

中小企業の後継ぎたちが主体となって企画・参加するイベントを「アトツギ掲示板」として紹介します。2024年4月13日に開幕する大阪・関西万博に出展する中小企業の企画や、地域を盛り上げるイベントなどを紹介します。
中小企業の後継ぎたちが主体となって企画・参加するイベントを「アトツギ掲示板」として紹介します。2024年4月13日に開幕する大阪・関西万博に出展する中小企業の企画や、地域を盛り上げるイベントなどを紹介します。
目次
2025年4月13日~10月13日の184日間にわたり、大阪・夢洲で開催される「大阪・関西万博」。地場の中小企業がワークショップや商品の展示、販売などでたくさん参加します。
出展企業の一つ、常磐精工3代目の喜井翔太郎さんは、仲間の関西の中小企業も多数出展することから「アトツギMAP」をまとめました。そのなかから見どころを紹介します。
京都府木津川市で天然素材の麻・綿・木より生まれたレーヨン糸で作られたサスティナブルな織物壁紙と織物ふすま紙を製造している「小嶋織物」は、迎賓館内に織物壁紙1150mを協賛しました。
このほか、パソナグループパビリオン「PASONA NATUREVERSE」内では、東レと共同開発した壁装材用途の「Ultrasuede for Wallcovering」が使われています。さらに6月30日~7月6日の関西パビリオン京都ブースなどで、導電織物壁紙を体験することもできます。
4月26、27日に開催予定の「Japan Expo Paris in Osaka 2025」は、フランス・パリのJapan Expoを逆輸入し、日本で初開催する世界最大級の日本文化フェスです。
アニメやゲームなどのコンテンツと、伝統工芸をはじめとするものづくりの技を連動して体感・体験できる展示・ショーイベントの中で、斎藤塗料もサブカル造形に活用できる塗料としてウレヒーローを展示します。
公益財団法人大阪産業局は5月3日から、万博会場内で「大阪信用保証協会 プレゼンツ Waza Meet up Osaka」を開催し、大阪製ブランド認定企業20社の製品販売とワークショップを開きます。
自動車部品メーカーのミナミダ(大阪府八尾市)は、ヤシの木の皮をプレスしてオリジナルお面製作の無料ワークショップを開催します。リゲッタ(大阪市)は、絵の具でペイントして作るオリジナルサンダルのワークショップと大阪製の認証を得ている商品の販売をする予定です。
大阪ウィークは、「地域の魅力発見ツアー」と題し、大阪43市町村それぞれの魅力を発信するイベントです。
5/9〜11日には「みなはれゾーン」で、アルマイト処理の電研など生野区のものづくり企業の技術を集めた金属製の提灯「提ZINE(ちょうじん)」を展示します。
7月28日には、八尾の北エリアの企業が自主的に集まり、「ヤオキタエンニチ」として、技術を詰め込んだ縁日おもちゃで子どもたちに「ものづくりの楽しさ」を届けます。
また、28、29日には、堺市内の4社のものづくり企業が自社の技術を持ち寄り、4社の技術を一度に体験できるものづくりワークショップを開催します。このうち、常磐精工は「アルミフォトフレーム作り体験」と題し、お店で見かける「看板」のアルミ製フォトフレーム作り体験を提供します。
6月21日にはパビリオン「BLUE OCEAN DOME」で、長崎県対馬市と奈良県生駒市の子どもたちによる交流学習が進むなか、生駒市で対馬の海洋プラスチックを用いた製品を製造する「リングスター」の唐金祐太さんとともに、トークセッションを開催します。
大阪・関西万博の大阪ヘルケアパビリオン内に設けられる展示・出展ゾーン(リボーンチャレンジ)には、「まちこうばのエンターテイメント!~みせるばやおモデル~」として、八尾市の企業が出展します。
自動車部品メーカー「ミナミダ」は、金属を圧力で成形する技術を応用し、ヤシの木などの皮をプレスした新製品を開発しています。樹脂から天然素材に置き換えることで環境負荷を低減させる未来のアイデアを提案する予定です。
1947年創業の金属加工会社のカネエム工業も、次のようなワークショップを計画しています。
Co-Design Challengeプログラムは、2025年日本国際博覧会協会が設置したデザイン視点から大阪・関西万博で実装すべき未来社会の姿を検討する委員会「Expo Outcome Design Committee(EODC)」監修のもと生まれたプログラムです。
フューチャーライフパビリオンでは、甲子化学工業のホタテ貝殻素材を活用した「ホタメット」「ホタベンチ」などの展示、友安製作所の端材と廃材を活用した中庭スツールとテーブル展示があります。
このほか、一般社団法人Design Week Kyoto実行委員会も三葉商事などとともに、会場内什器としてスツールの提供を予定しています。
半生菓子の製造販売を手がける「みどり製菓」(大阪市)は、大阪・関西万博のオフィシャルショップにて販売されている「ミャクミャクゼリー缶」「ミャクミャクみすたぁわらかす」などの公式ライセンス商品を企画・製造しています。
このほかにも大阪土産として万博会場東ゲート側にあるJAPANマルシェ内の店舗「おいしい老舗のたからばこ」でも、わらび餅カステラの「大阪銘菓みすたぁわらかす」や「こはく糖星のたより」などを販売しています。
この店舗は、大阪名物「おこし」の老舗 「梅仙堂」など、大阪で長く愛され続けている食品として「大阪産名品」と認定された商品を持った60社以上の企業が集まって大阪名物を出品しています。
クレーンや高所作業車を取り扱う「篠田重機」(埼玉県三郷市)の篠田翔太さんは社員や地域の人とともに、2025年5月3日、「なまずの里」とも言われる埼玉県吉川市でこいのぼりならぬ「なまずのぼり2025」を初開催します。
スマートICとなった常磐道三郷料金所近くで、地元住民や帰省途中の家族が“つい立ち寄りたくなる”撮影スポットづくりに取り組みます。
なまずのぼりや100匹のミニこいのぼりナイアガラを設置予定。フードブースも“なまずコラボ”を条件としており、立ち寄り型イベントとして、新たな地域の風物詩をつくろうとしています。CAMPFIREでクラウドファンディングを募っています。
【イベント名】なまずのぼり2025
【日時】2025年5月3日(土)10:00~
【場所】〒342-0027 埼玉県吉川市三輪野江1943-3
【主催者】なまずのぼり委員会
【参加費】無料
【予約の有無】無
【備考】駐車場が会場には無く、近隣の小学校へ駐車してください
家業をどう進化させるか、新たなビジネスの可能性をどこに見出すか。「『めぐり会い』で家業を再発明する」家業イノベーション・ラボが湘南でリアルイベントを開催します。家業持ちに限らず、家業持ちとの交流を通じて何か気づきを得たいすべての方が対象です。
湘南に三星グループ代表取締役社長の岩田真吾さんを招き、ファミリービジネスとスタートアップ、官公庁をはじめ業種・セクターを越えた交流を通して「共創」について考えます。
このほか、由紀精密代表取締役の大坪正人さんも登壇し、ロボット産業との共創や湘南に根ざした新たなビジネスの可能性を探るトークセッションも予定しています。
【日時・会場】2025年5月24日(土)
第一部:10:00-11:00 ㈱タシロ工場見学 @平塚市入野
第二部:12:00-14:00 みやじ豚BBQ@弁慶果樹園(藤沢市遠藤)
第三部:15:00-17:30 トーク&交流イベント@ロボリンク(藤沢市藤沢)
第四部:18:00-22:00 打ち上げ@スナックみらぼ(藤沢市鵠沼石上)
【主催者】家業イノベーション・ラボ
発起人: 株式会社タシロ 代表取締役社長 田城功揮
【参加費】無料だが、みやじ豚BBQ参加の方は有料(以下詳細)
大人 (大学院生を含む) 5000円
学生 (高校生~大学生) 4200円
学生 (小校生~中学生) 2000円
未就学児 500円
3歳以下 無料
【予約方法】Peatix
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