山陰道、2025年3月の出雲・湖陵道路と湖陵・多伎道路の開通効果を発表

山陰自動車道の未開通区間となっていた出雲IC(インターチェンジ)~出雲多伎IC間の延長8.9kmが、2025年3月2日(日)に開通しました。国土交通省松江国道事務所が開通後に利用状況を調べたところ、2025年3月4日時点での出雲IC-出雲多伎IC間の山陰道の利用交通量は1日あたり約8800台で、山陰道と並行する国道9号の交通量が緩和したといいます。
山陰自動車道の未開通区間となっていた出雲IC(インターチェンジ)~出雲多伎IC間の延長8.9kmが、2025年3月2日(日)に開通しました。国土交通省松江国道事務所が開通後に利用状況を調べたところ、2025年3月4日時点での出雲IC-出雲多伎IC間の山陰道の利用交通量は1日あたり約8800台で、山陰道と並行する国道9号の交通量が緩和したといいます。
国土交通省松江国道事務所の公式サイトによると、山陰道とは、鳥取県鳥取市を起点とし、山口県下関市を終点とする、鳥取・島根・山口3県の主要都市を東西に結ぶ延長380kmの道路です。整備事業により無料と有料が混在しています。
山陰道のうち、出雲・湖陵道路は、島根県出雲市知井宮町から出雲市湖陵町三部を結ぶ延長4.4kmの自動車専用道路で、2008年度に事業着手し、2025年3月2日に開通しました。
湖陵・多伎道路は、島根県出雲市湖陵町三部から出雲市多伎町久村を結ぶ延長4.5kmの自動車専用道路で、2012年度に事業着手し、2025年3月2日に開通しました。
その間に、新たなインターチェンジとして、出雲市湖陵町に「出雲湖陵IC」を設置しました。
開通直後の交通状況(速報値)として、山陰道と並行する国道9号の利用割合を見ると、約42%の交通量が山陰道を利用していたといいます。
これは、開通前に並走する国道9号(出雲IC-出雲多伎IC間)の交通量が1日1万7300台だったのに対し、開通後には1万2200台に減少し、山陰道の同区間の交通量が開通後には8800台に増えたことをもとにしています。
松江国道事務所は、このほかに以下のような整備効果が期待できると説明しています。
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