目次

  1. 山手線の運転見合わせの経緯
    1. 5 月22日(木)
    2. 5 月23日(金)
  2. 電車のパンタグラフ損傷の原因
  3. 山手線利用者への注意呼びかけ

 JR東日本によると、山手線は5月22日21時47分ごろ、車両点検のため外回りの列車の運転を見合わせました。その際、車両のパンタグラフに異常が見つかったためその後の外回り列車の運転を取りやめていました。

 時系列は以下の通りです。

21時40分ごろ、山手線 複数の電車でパンタグラフホーンの損傷(曲がり)を発見。山手線(外回り) 順次運転見合わせ

0時37分ごろ、新橋駅構内にて補助ちょう架線断線を発見。架線設備の点検と仮復旧作業開始
4時56分、架線設備の点検と仮復旧作業終了
6時、京浜東北線(品川~東十条駅間)運転再開
7時8分、山手線(内回り)運転再開
8時26分、山手線(外回り)運転再開

 JR東日本によると、複数の電車でパンタグラフホーンの損傷(曲がり)が起きた原因について「補助ちょう架線と金具の接続部不具合により補助ちょう架線が断線し、断線した補助ちょう架線がパンタグラフホーンに接触して損傷させたためと推定しています」とコメント。5月24日始発までに、直近1年間で同じような工事を行った接続部の緊急点検をする予定です。

 山手線内回りは5月23日7時8分ごろに運転を再開しました。外回りも8時26分ごろに運転を再開しました。

 ただし、大幅に運行本数を減らしているため、JR東日本は利用者に対して「目的地まで通常より大幅に時間を要する場合があります」と注意を呼び掛けています。