トイズキャビンとは

 「ガチャガチャに魂を吹き込む会社」を掲げているのが、おもちゃの製造卸「トイズキャビン」です。プラモデルの一大生産地である静岡市に本社があり、代表取締役の山西秀晃さんと社員の計3人でガチャガチャの企画から営業までを担っています。

 その山西さんを、ツギノジダイで“後継ぎ社長は「レッドオーシャンで勝て」ガチャガチャの事業戦略を解説”を執筆した成田さんがインタビューし、その様子がYoutubeで公開されました。

ヒット作「仕事猫」の裏側

 SNSを見ながら人気が出そうな作品を探していた山西さんの目にとまったのがインターネットで人気の「仕事猫」でした。原案者のイラストレーターくまみねさんに使用許可を依頼し、商品化が実現しました。

 最初に商品化したのが、立体表現できるラバーキーチェーン。夜10時過ぎに仕事猫の商品化をTwitterで告知し、風呂から上がって確認すると、5000回以上リツイートされていました。

 くまみねさんには「ガチャガチャは売れるときはとても売れます。しかし、本当に厳しかったら申し訳ありません」と企画の持つリスクについてもあらかじめ伝えていました。しかし、フタを開けてみると山西さんも「何?この反響……」と驚くほどの盛り上がりでした。

 ラバーキーチェーンの売り上げは「赤字にならない程度」でしたが、この盛り上がりが次回作のフィギュアの開発につながりました。ガチャ業界は過去のデータにもとづいて仕入れをすることが多く、売れるかどうかわからない商品は販売側も仕入れに慎重になります。しかし、Twitterで大きな反響があったことが開発継続を後押ししました。こうしたインタビューは下記のYoutubeで公開しています。

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