【写真特集】ランドセルの歴史や製造現場を紹介 セイバンミュージアムパーク
ロングセラーの「天使のはねランドセル」で知られるセイバン(兵庫県たつの市)は、2011年に4代目社長の泉貴章さん(46)が就任して以来、経営改善を重ねてきました。20年に開いた自社工場に併設する「セイバンミュージアムパーク」もその一つです。その内部を写真特集で紹介します(写真はすべて同社提供)。
ロングセラーの「天使のはねランドセル」で知られるセイバン(兵庫県たつの市)は、2011年に4代目社長の泉貴章さん(46)が就任して以来、経営改善を重ねてきました。20年に開いた自社工場に併設する「セイバンミュージアムパーク」もその一つです。その内部を写真特集で紹介します(写真はすべて同社提供)。
4代目の泉さんは当初、家業を継ぐ気は無く、サントリーの研究開発職で活躍していました。先代の父の体調悪化をきっかけに家業に入り、ほどなく社長に就任。当時は販売不振に陥っていた「天使のはね」を、流通や組織の改革で、復活させました。
20年には新工場をオープンし、併設した「セイバンミュージアムパーク」は、日本初のランドセルに特化した体験型ミュージアムです。日本が誇るランドセルの歴史や変遷を紹介するとともに、前職のサントリーでは身近だった工場見学を実現しました。
泉さんの詳しいストーリーは前後編でまとめました。
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セイバンミュージアムパークでは、ランドセルを実際に背負うことができます
ランドセルの巨大オブジェ。人気の記念撮影スポットです
通学路をイメージした道路。ランドセルを背負って、プレ通学を体験できます
セイバンの歩みとともに、ランドセルの進化を時系列で展示しています
ランドセルを背負って、坂道や階段を歩くことができます
教室にある学習机には座れるものもあります
ランドセルのパーツを展開した展示もあり、ランドセルの構造や機能の進化を学べます。
教室の後ろのロッカーには、昭和20年代の古いランドセルや、限定デザインのランドセルなどを展示しています
背あてなどに使われている、ブレスレザーの通気性も体感できます
給食サンプルの展示は、セイバンの地元・兵庫県播磨地域の給食がベースになっています
「天使のはね」が入っているランドセルと入っていないランドセルを背負い、違いを比較できます
ランドセルが一つひとつ作られる様子を見学できます
広い窓から、1階にあるランドセル工場の様子を見学できます。手元が見えるモニターもあります
ミュージアムの最後は、ランドセル工場の見学エリアになっています
ランドセルの機能性を紹介するラボコーナー。「体感性」「耐久性」「快適性」「安全性」「利便性」の5ジャンルに分かれています
セイバンは1919年、兵庫県たつの市出身の泉亀吉氏が大阪で泉亀吉商店を開業したのが始まりです。終戦翌年の46年、たつの市に本社工場をつくり、ランドセル製造に乗り出しました。86年、現在のセイバンに社名変更し、2003年に発売したランドセル「天使のはね」が大ヒットしました。泉貴章さん(写真)は11年に4代目社長となりました(写真はすべて同社提供)
セイバンが作った新工場ではランドセルの作り方を詳しく解説しています
工場と併設しているセイバンの新社屋
セイバンがファミリアと共同運営しているプリスクール
セイバン4代目社長の泉貴章さんは2020年、新工場に併設する形で、セイバンミュージアムパークをオープンしました(写真はすべて同社提供)
泉さんがセイバンに入社した当時の工場建屋
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