目次

  1. 早く社長になりたかった
  2. 社長就任後に作ったミッション
  3. 「一代一創業」で狙った海外展開
  4. 社員満足度の低さが浮き彫りに
  5. 「夜メール」で現場を把握
  6. コラボでこだわる「再現性」
  7. 自分の軸や得意分野を見つける

ーー松尾さんはコンサルティング会社を経て家業に入り、社内で課題になっていた「ムリ・ムダ・ムラ」を解消していきました(前編参照)。そして、2017年に30歳の若さで4代目社長に就任します。なぜこのタイミングだったのでしょうか。

 30歳になったことが理由ではありません。父は以前から「自分が65になる年に代替わりする」と公言しており、17年がそのタイミングでした。 

 最初は代表権のない社長で、代表権は会長が持っていましたが、「あまり意味がないよね」と、1年後に代表取締役社長になりました。

ーー若くして、ロングセラー商品を扱う会社のトップを背負うことに、重圧はありませんでしたか。

 なれるなら、早く社長になりたかったです。若ければ、大きなミスをしてもリカバリーが可能だと思っています。

 オーナー社長は朝令暮改も当たり前という例もある中で、父が有言実行してくれたのは、本当に良かったです。

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