SNS集客で結果を出すには?運用のコツと成功事例 サービス4選を比較
SNSをうまく活用すれば、従来の方法よりも低コストかつ効率よく集客することが可能です。しかし、使い方がわからないまま始めてしまい、うまく成果につながっていない中小企業は少なくありません。この記事で、SNSを駆使して集客をしている筆者が、重要なポイントをお伝えします。
SNSをうまく活用すれば、従来の方法よりも低コストかつ効率よく集客することが可能です。しかし、使い方がわからないまま始めてしまい、うまく成果につながっていない中小企業は少なくありません。この記事で、SNSを駆使して集客をしている筆者が、重要なポイントをお伝えします。
目次
TwitterやInstagramを開くと、なにかしらの企業の投稿が目に入ってきます。それほど、企業がSNSを用いて集客することが当たり前になってきました。
なぜ、ここまで多くの企業がSNSを重要視しているのかと言うと、企業にとって次のようなメリットがあるからです。
CMやWEB広告で自社商品の宣伝をしようとするとお金が必要ですが、SNSであれば費用がかかりません。
拡散機能(Twitterならリツイート機能)によって、多くの人に自社の存在や自社製品を知ってもらえる可能性があります。
SNSを始めると、商品を購入したお客様の気持ちや考えを知ることができるので、簡単に改善策を考えることができます。
多くのお客様を集めるためには、やはり自分の企業が何をやっているところで、どんな製品を販売しているのか、まずは知ってもらわなければいけません。
その意味で、拡散力のあるSNSは、集客において非常に強力なツールなのです。
特に、インパクトのある投稿をしたときの影響力は計り知れないものがあります。
私がインパクトある発信だなと感じたのが、剃刀を扱う会社である貝印さんの「#剃るに自由を」というツイートです。これは、バーチャルヒューマンの女性が脇毛がたくさん生えた写真を添付したものでした。
こちらのインパクトあるツイートは、約1.5万件のいいね数、728RT(リツイート)を記録し、多くの人の目に留まりました。言い換えれば、それだけ貝印という会社の名前が知れ渡ったことになります。
SNSが私たちの生活の一部になっている今、SNSを使った集客は、企業にとって重要な施策のひとつと言えます。
まだまだSNSが廃れていないことを鑑みると、今からSNSを使った集客に力を入れても遅くはありません。
SNSを使って集客を始めるときは、下記のことを決め、しっかりと準備することが大切です。
例えば、「他の企業がやっているから自社もやっておこう」という目的だと、結局アカウントを開設したものの、運用を一切せずに終わってしまうことがほとんどです。
目標が具体的になっていないと、誰にどんな発信をしたらいいのかがわからなくなり、SNSの方向性に迷いが生じてしまうからです。
そのため、下記のように具体的な目標を立てるようにしましょう。
例えば、運動器具を取り扱っている会社の場合のターゲットは、「ダイエットしたい人」ではなく、「お気に入りの服だったパンツが入らなくなってしまった20代女性」など、より明確にした方がいいです。
明確にすると投稿を読んだ人に刺さりやすいものとなる一方で、ターゲットが絞られるので、一見すると集客と相反するかもしれません。
しかし、購入する可能性の高いユーザーを効率よく集められるので、広く浅い内容よりも成果が期待できます。
発信する際に、ターゲットにどうなってほしいのかというゴールがない投稿は、投稿を読んだユーザーから反応が得られにくいもの(いわゆる薄い投稿)になってしまいがちです。
例えば、「発信内容に対して『この情報は役に立った』と思ってもらいたい」など、何をゴールとするかを決めておくことをおすすします。
ゴールが決まれば、あとは具体的な投稿内容を考えるだけです。
「この情報は役に立った」と思ってもらいたい場合は、困っている人と困っている内容を詳細にイメージし、その人はどんなアドバイスがあると喜ぶのかを考えることがポイントになるでしょう。
例えば、セコムは、「ひとり暮らしの女性が自宅での急病、ケガに備えておきたいこと」という発信をしていました。
ターゲットがわかりやすく、用意しておいた方がいいもの、いざという時にどういう対応をしたらいいのかがわかるとてもいい投稿だと思います。
最初は発信内容が思いつかなくて、あまり発信できないかもしれません。
しかし、発信頻度が極端に少ないと読み手に忘れられてしまいます。心理学では、単純接触効果といい、触れ合えば触れ合うほど好きになっていくことを言います。
発信内容を見ているうちに、読み手はそのアカウントを好きになっていくことがあるので、なるべく発信頻度は多い方がいいです。
私は初めのうちは、最低1日1回更新するようにしていました。
発信する時間帯がバラバラだと、ターゲットに投稿を見てもらいにくいです。
自社のターゲット層が、夜職の人であれば夜中2時の投稿も反応が得られやすいかと思います。そうでない限りは、発信するときは、朝、昼、夜何時と決めておいた方がいいです。
ただ朝だけの発信だと、夜にSNSを利用するユーザーには見られにくいので、どちらかに絞るよりは、朝・夜どちらも発信するのがおすすめです。
SNSアカウントを運用する人は、日頃からSNSで発信するのが好きで、継続力のある人がいいでしょう。
理由としては、SNSは終わりがあるものではないので、継続的に更新していかないと成果になりにくいものだからです。
また、「ターゲットが何を求めているのか相手目線に立てる人」というのも大切なポイントです。
なので、職場で立場問わずいろんな人からの信頼が厚い人は、相手がどんなことをしてほしいのか、どんな情報を求めているのかを考えることが得意な人だと考えられるので、SNSアカウントを伸ばすのに向いている可能性が高いでしょう。
お客様によく聞かれるのが、「どのSNSが一番集客に強いの?」という質問です。
結論から申しますと、SNSによって特徴があるので、どのSNSが一番強いということはありません。各SNSの特徴を考慮した上で運用されるのが良いでしょう。
各SNSのメリット、デメリットをご紹介します。
Twitter(現X)には、情報の拡散性が高く、特に集客に向いているSNSです。ハッシュタグを利用して、多くの人に検索してもらいやすくすることもできます。
また、スペース機能と呼ばれる、リアルタイムでフォロワーの人と複数人で交流できる機能があります。これを使って、見込客と交流することも可能です。
SNS名 | |
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メリット |
・RT(リツイート機能)により情報が拡散しやすいので、潜在顧客に効率よくアプローチできる |
デメリット |
・投稿が炎上・拡散すると、悪いイメージをユーザーに与える可能性がある |
おすすめの企業 |
・商品開発をしていてより多くのユーザーからの率直な意見がほしいという企業 |
公式URL | https://twitter.com/ |
Facebookは、実名登録制のSNSのため投稿が炎上しにくいのが特徴です。
何か商品について意見がほしいときも、肯定的な意見をもらいやすいSNSだと考えます。
SNS名 | |
---|---|
メリット |
・実名登録制で炎上しにくいため、投稿のハードルが低い |
デメリット |
・利用しているユーザーが減少傾向にある |
おすすめの企業 |
・ターゲットが30~40代の企業 |
公式URL | https://www.facebook.com/ |
Instagramは、商品の見た目がユーザーから興味を惹くような企業はおすすめです。
SNS名 | |
---|---|
メリット |
・ショッピング機能により、ECサイトとして利用することができるのでユーザーを購買のアクションに誘導しやすい |
デメリット |
・無形商品の場合、商品の良さが伝わりにくい |
おすすめの企業 |
・20~30代がターゲットの企業 |
公式URL | https://www.instagram.com/?hl=ja |
YouTubeは、今や多くの人の生活に溶け込んでいるSNSです。動画は文章よりも情報が伝わりやすいので、ユーザーに製品やサービスの特徴を早く理解してもらうことができ、信頼感を早く得られます。
SNS名 | YouTube |
---|---|
メリット |
・文章よりも情報が伝わりやすいので、製品やサービスの特徴を早く理解してもらい信頼感を得られる |
デメリット |
・購買につながるファンを増やすのに時間がかかる |
おすすめの企業 |
・セミナーをやっていてその様子を知ってもらいたいような企業 |
公式URL | https://www.youtube.com/ |
SNSは短期的に成果が出るものではないので、運用しているうちにうまくいっているのか不安になるかと思います。次のポイントを意識するようにしてみてください。
うまくいっていないと判断するには、1カ月に1回、最初の目的が達成されているか確認するのが重要です。
例えば、商品のPRが目的なら、商品の認知を目的とした投稿はどれくらい閲覧されたかチェックします。
もし、目標とする数字に達していなかった場合、Twitterであればツイート内容の見直しはもちろん、投稿時間を変えてみたり、フォロワーとの親密なコミュニケーションを取ってみたりするなどしてみましょう。
SNSを運用していくにあたり、投稿をすると、フォロワーがリプライ(返信)、いいね、RT(リツイート)をしてくれます。
反応をくれたことに対するお礼を込めて、フォロワーの投稿に対して、返信やいいねを返すなど反応をすることをおすすめします。
反応をすると、そのフォロワーさんがまた反応をくれて、段々と信頼関係が生まれていきます。
私もTwitter始めたての時は、すぐには成果にならないので迷走した時期がありました。
しかし、今では広告費をかけずに集客できるようになりました。
SNSで私が何か発信すれば、「私もやってみます!」といった声をいただきます。それだけ、SNSで影響力を持つと、人を動かすことができるようになります。
「影響力を持ちたい!」、「低コストで集客したい」、「企業としてブランディングしたい」方は、ぜひSNSを始めることをおすすめしたいです。
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