目次

  1. 今後の雪の見通し
  2. 道路の通行止めに注意
  3. 運送事業者は注意 悪質な未対応は行政処分も
  4. 15日以降の気象状況
  5. 今後の気象情報入手先

 国交省と気象庁によると、2月13日から14日朝にかけて、関東甲信地方を中心に大雪となるところがあります。東京23区では14日12時までの24時間で8cmの降雪量を予想しています。特に連休明け朝の通勤・通学にも影響がありそうです。「大雪の場合は不要不急の外出を控えてください」と呼びかけています。

 運送事業者も、冬タイヤの装着、チェーンの携行、早めの装着、タイヤの摩耗劣化にも十分に注意して下さい。

 さらに、気温が予想より低くなった場合や降水量が多くなると、東京23区も含め、警報級の大雪となるおそれもあります。

 13日18時以降、警戒が必要な都県は次の通りです。

  • 13日18時~14日6時……東京、埼玉、山梨、長野、静岡の5都県
  • 13日18時~14日24時……茨城と千葉両県

 予想される24時間降雪量は次の通りです。

都県 14日12時までに多いところで予想される降雪量
茨城県 8cm
群馬県 北部山地 15cm
南部山地 10cm
平地 5cm
栃木県 山地 15cm
平地 5cm
埼玉県 南部 8cm
北部 8cm
秩父地方 15cm
千葉県 北西部 5cm
北東部 3cm
南部 3cm
東京都 東京23区 8cn
多摩北部、南部 8cm
多摩西部 15cm
神奈川県 東部 5cm
西部平地 5cm
西部山地 20cm
山梨県 30cm
長野県 20cm
静岡県 平地 3cm
山地 18cm

 関東甲信地方では14日明け方にかけて、雪や雨が降りました。ただし、都心で積雪は観測されていません。気象庁は路面の凍結などに注意を呼びかけています。

 2022年1月の大雪時には、車両の立ち往生が起き、交通が混乱しました。

 雪による立ち往生や路面凍結によるスリップが懸念される場合、国交省は計画的・予防的に通行止めをすると予告しています。広範囲での通行止めや、高速道路と並行する国道などが同時に通行止めとなる場合があります。広域迂回の実施や通行ルートの見直しが必要になる場合もあります。

 2020年12月や2021年1月の大雪では、大型車の立ち往生が起きました。国交省は「冬タイヤの未装着等により立ち往生した事業用自動車に対し、悪質な事例については、監査をしたうえで、安全管理義務違反として、当該事業者の行政処分を行う」と公表していますので十分に注意してください。

 気象庁によると、15日は関東沖に低気圧が発生し、関東地方の沿岸部を中心に雨や雪の降る所がある見込みです。16日から17日にかけては日本付近に強い寒気が流れ込み冬型の気圧配置が強まり、東日本や西日本の日本海側を中心に大雪や大しけとなるおそれがあります。

 今後の気象情報入手先を紹介します。
「今後の雪(気象庁)」
「おしえて雪ナビ(国交省)」