【7月10日は何の日】18年前、「おサイフケータイ」登場
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
18年前の2004年7月10日、NTTドコモが電子マネーサービスの「おサイフケータイ」に対応した携帯電話を発売しました。
ガラケー(ガラパゴスケータイ)と呼ばれる携帯電話で、電子マネーの決済に使うICチップ「フェリカ」を搭載した機種です。
携帯電話をお店のレジの端末にかざして、支払いや電子チケットの発券、会員認証などができるサービスは斬新でした。
サービス開始から約1年で、「おサイフケータイ」に対応した携帯電話端末の契約数は全国で500万件を突破して急拡大。
その後、他社も追随して利用の場が広がっていきました。
定期券や乗車券として電車に乗ることができる「モバイルSuica」がお目見えしたのは2006年でした。
一方、アメリカ・アップル社の「iPhone」が日本で売り出されたのは2008年のこと。
スマートフォン時代が到来し、スマホ決済サービスも続々と登場しました。
iPhoneが日本で販売されたころ、朝日新聞の記事にこんな記述がありました。
《デジタル放送を視聴できる「ワンセグ」が受信できなかったり、「おサイフケータイ」機能がなかったりと、国内の高性能機種より見劣りする面もある》
「ワンセグ」や「おサイフケータイ」に慣れた利用者は、iPhoneには流れない――。
記事では、電機メーカートップのそんな言葉も紹介されていました。
結果は……。
記事中の予想とはまるで異なる時代が訪れました。
iPhoneの登場を機に急速にスマートフォンが普及し、携帯電話端末メーカーの勢力図は大きく変わりました。
これから先の未来では、どんな技術が世界を席巻するのでしょうか。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年7月10日に公開した記事を転載しました)
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