【6月25日は何の日】44年前、サザンオールスターズがデビュー
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
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43年前の1978年6月25日、サザンオールスターズがメジャーデビューしました。
不動の人気を誇るサザンの歩みを振り返ります。
サザンの母体は、1974年に結成された青山学院大の学生バンドです。
1978年、「勝手にシンドバッド」でのデビューは鮮烈でした。
翌1979年6月15日付朝日新聞の記事で、作・編曲家の宮川泰さんは「意味不明、不良性、えげつない表現」「何を歌っているのか、よく聞き取れない」と書きつつ、「まことに緻密な作り方」「天才的皮膚感覚」と作詞作曲した桑田佳祐さんを称賛しています。
デビューから4年後の記事で、桑田さんは「歌詞はもっと深いところで、勇気をもって言いたいことを言おうという気持ちが強くなった」と述べています。
サザンの曲は恋愛やセックスから反戦、社会風刺と幅広いテーマを扱いますが、このインタビューではその一端が垣間見えます。
休止期間を挟み、1988年に約3年ぶりに活動再開した際は、コンサートの電話予約が殺到。
都内の一部で電話がつながりにくくなりました。
当時の朝日新聞の記事には「ファンが予約センターに近い公衆電話から繰り返し電話をかけた、とNTTはみている」とあります。
第一線に立ち続ける桑田さんの気概がのぞくのが、デビューから20年の1998年10月22日付朝日新聞夕刊に載ったインタビューです。
桑田さんは「チャートにこだわらなきゃ」「ヒットを飛ばすしか、現役でいられない」と述べています。
2003年には再発売された「勝手にシンドバッド」がオリコンチャートで初登場1位を取ります。
デビュー時は3位が最高で、25年越しの首位獲得となりました。
その後、再度の活動休止を挟み、2013年に再始動。
2020年のデビュー42周年記念日には、コロナ禍を受け有料配信の無観客ライブを開き、推定視聴者数は約50万人に達しました。
桑田さんは最後「観客の皆がいないのは寂しい」と言ったそうです。
かつてのように、規制なしでコンサートに集まれる日が待ち望まれます。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年6月25日に公開した記事を転載しました)
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