【4月5日は何の日】24年前、明石海峡大橋が開通
「実は10年前のきょう…」「きょうはこんな日なんですけど…」。取引先との雑談や、プレゼンの冒頭、社内の朝礼など、日々のビジネスシーンでのちょっとした会話のきっかけになる話題の“タネ”を紹介します。
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24年前の1998年4月5日、兵庫県神戸市と淡路島を高速道路で結ぶ明石海峡大橋が開通しました。
当時の朝日新聞では、「近畿と四国、新動脈開通 世界最長 明石海峡大橋に光の帯」の見出しで開通を伝えています。
記事は「10年の歳月と約5000億円を投じて建設された世界最長のつり橋、明石海峡大橋(全長3,911メートル)が5日開通し、神戸市と淡路島が高速道路で結ばれた」とはじまり、開通による経済効果や課題についても触れています。
開通による課題を「四国側には、経済基盤に格段の差がある本州側に人や金が吸い取られる『ストロー現象』への根強い警戒感がある」と指摘。
さらに「淡路島には、観光客が素通りして『橋げたの町』になりかねないという不安もある」としていました。
開通から20年あまり。
開通当時の1998年は、普通車で片道2600円だった通行料金(垂水―淡路インターチェンジ間)は現在、非ETC車だと2410円ですが、ETC料金では910円になっています。
値下げの影響もあり、明石海峡大橋の車の通行台数は増える一方で、明石海峡大橋を含む神戸淡路鳴門自動車道の料金収入は落ち込んでいるようです。
朝日新聞大阪本社発行の2018年4月8日付朝刊神戸版では、
「開通時の98年度の料金収入は475億円だったが、16年度は365億円にとどまる。料金収入は、約5000億円を投じた明石海峡大橋など膨大な建設費の返済にあてられている」
としたうえで、本州四国連絡高速道路の担当者の「ここ数年は順調に料金収入が増え、計画よりも多めに返せている。利用促進に努め、早期の返済につなげたい」というコメントを紹介しています。
(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年4月5日に公開した記事を転載しました)
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