46年前の1976年4月1日、アップルコンピューター(現・アップル)がアメリカ・カリフォルニア州で創業しました。

 

創業メンバーは、スティーブ・ジョブズ氏(1955-2011)、スティーブ・ウォズニアック氏です。

ロナルド・ウェイン氏という3人目の共同創業者もいましたが、1977年の法人化の前に退社しています。

 

創業から約7年が経った1983年3月、当時27歳のジョブズ氏が初来日したときのインタビューが、当時の朝日新聞に掲載されています。

朝日新聞東京本社発行の1983年3月28日付夕刊

記事内では、

「8ビットパソコンの代表『アップルシリーズ』が、ガレージの中で生まれたのは、ほんとうですか?」

という問いかけに対して、

ジョブズ氏は

「1975年のことだった。当時、僕と相棒のS・ワズニヤックはどうしても個人用のコンピューターがほしくなり、勤めていた会社から部品をくすねてつくったんだ。友達に見せたら、みんなが自分もほしいという。いくつかつくってあげたけど、手間がすごくかかるので、商売にすることにした」

と、アップルコンピューター創業の理由を答えています。

アップル社のパソコン、マッキントッシュ=1984年、朝日新聞社

その後、アップルコンピューターはジョブズ氏を中心に成長を続けますが、ジョブズ氏自身は1985年から11年間、経営陣との対立などを理由にアップルから離れていました。

iPodの新製品を紹介するアップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者=2009年9月、朝日新聞社

ジョブズ氏がアップルに復帰してからは、2001年に携帯デジタルプレーヤーiPodを、2007年にスマートフォンiPhoneを売り出し、大ヒット。

2011年8月にジョブズ氏がアップルCEO(最高経営責任者)を退任してからは、ティム・クック氏が後任のCEOとして、アップルを率いています。

アップルストア銀座=2015年9月、朝日新聞社

(朝日新聞社の経済メディア「bizble」で2021年4月1日に公開した記事を転載しました)