GビズIDの利用者262人の個人情報が漏洩 デジタル庁発表
デジタル庁は3月30日、行政手続をするための法人・個人事業主向け共通認証システム「GビズID」利用者262人分の個人情報が漏洩したと発表しました。漏洩の原因について「利用者の情報の取得機能のシステム不具合」と説明しています。利用者情報の取得機能は停止しています。
デジタル庁は3月30日、行政手続をするための法人・個人事業主向け共通認証システム「GビズID」利用者262人分の個人情報が漏洩したと発表しました。漏洩の原因について「利用者の情報の取得機能のシステム不具合」と説明しています。利用者情報の取得機能は停止しています。
GビズIDとは、複数の行政サービスを1つのアカウントで、利用できる認証システムです。たとえば、企業が補助金の電子申請するときなどに利用します。
GビズIDには用途に応じて3種類のアカウントがあり、一つの企業で複数のアカウントを持つことができます。
GビズIDのサービスは、2021年9月1日、経済産業省からデジタル庁に業務移管されました。
デジタル庁の発表によると、3月28日15時ごろ、GビズIDの利用者が自社の利用者情報の取得しようとしたところ、他社に所属する利用者のメールアドレス、氏名、勤務先住所、電話番号、生年月日などの個人情報が取得できてしまったといいます。
漏洩した個人情報は2社262人分に上ったといいます。
個人情報漏洩の原因について、デジタル庁は「GビズIDにおける自社の利用者の情報の取得機能のシステム不具合が特定の条件下において生ずることに原因があると考えられます」と説明しています。
同じような漏洩が起こらないよう、デジタル庁は、GビズIDで自社の利用者情報を取得できる機能を停止しました。そのうえで「必要なシステムの不具合に関するチェック体制を強化する」と説明しています。
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