目次

  1. 「何をやるか」より「誰とやるか」が重要だった
  2. 「誰もが家にアートを飾るのが当たり前」という世界にしたい
  3. せめて組織の文化だけは日本一を目指したかった
  4. どんな事業でも、想定通りになることは圧倒的に少ない
    1. プロフィール

絵画の定額制レンタルサービスを行う株式会社Casie(カシエ)を立ち上げた藤本翔さん(38)。「34歳で起業する」と中学生の頃から決めていたという藤本さんの起業に対する考え方、そしてアートやレンタル事業への思いを聞きました。

株式会社Casieの代表取締役CEOを務める藤本翔さん=写真はいずれも株式会社Casie提供

――「Casie」というサービス名は「絵を貸す」サービスにぴったりな名前と感じます。どのように決まったのでしょうか。

実は、法人登記の2週間前に会社名とスペル、ロゴマークがそのまま夢に出てきたんです。サービスを始める前は、会社名とサービス名を同じにする発想がなく、自分の名前をもじった「藤本商店」にする予定でした。不思議な話ですが、夢に出てきた会社名などがしっくりと来て、そのまま採用しました。

 

――そもそも起業したきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

僕はかなり早い段階で「34歳で起業する」と決めていたんです。画家をしていた父親が亡くなった年齢が34歳で、自然とその年齢を第2の人生のターニングポイントと捉えていました。

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