目次

  1. きっかけは友人の言葉「今やらないなら一生やらないね」
  2. 「最初の1年、足りないものが多すぎた」
  3. 2020年3月以降、会員数40倍の急成長。ターニングポイントは?
  4. 秋元里奈さんが考えるリーダーシップとは
  5. 起業を考えている方へ
    1. プロフィール

全国の農家や漁師から直接商品を購入できる日本最大の産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデン。創業者で代表取締役社長の秋元里奈さん(30)は、大学卒業後に入社したIT企業のDeNAを25歳で退職し、生産者のこだわりが適正に評価される“生産者ファースト”のサービスを立ち上げました。なぜ起業しようと思ったのでしょうか? お話をうかがいました。

――25歳でDeNAを退職されて、ビビッドガーデンを設立されました。起業の経緯と「食べチョク」というサービスを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

ビビッドガーデン代表取締役社長の秋元里奈さん=写真はいずれも植原みさと撮影

もともと、私の実家が農業をやっていたことが大きな要因です。実家の農業は中学校のときに廃業し、それから10年ぐらい全く手つかず状態でした。

新卒で入社したDeNAに在籍中のある日、帰省したところ、10年前まではきれいに整理されていた畑が耕作放棄地になってしまっている光景を見て、「なんで農業をやめちゃったんだろう」とショックを受けたのが最初のきっかけです。

そこから全国の生産者さんにお話を聞いていくと、災害や天候不順、後継者問題などさまざまな課題を抱えていることを知りました。

今事業を続けていらっしゃる生産者さんが10年後、20年後も畑を守り続けられるように、「色鮮やかな農地を残したい」という思いを込めてビビッドガーデンを創業しました。

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