確定申告書等作成コーナーやe-Tax、IE11は推奨環境外へ
Microsoftが2022年6月16日(日本時間)に、InternetExplorer11(IE11)のサポートを終了するのに合わせて、国税庁は確定申告書等作成コーナーや国税電子申告・納税システム(e-Tax)でIE11を推奨環境外にすると発表しました。今後の所得税や消費税の申告書、青色申告決算書などを作成するときには注意してください。
Microsoftが2022年6月16日(日本時間)に、InternetExplorer11(IE11)のサポートを終了するのに合わせて、国税庁は確定申告書等作成コーナーや国税電子申告・納税システム(e-Tax)でIE11を推奨環境外にすると発表しました。今後の所得税や消費税の申告書、青色申告決算書などを作成するときには注意してください。
確定申告書等作成コーナーとは、国税庁の公式サイトによると、画面の案内に沿って金額等を入力すれば下記のような申告書や決算書などを作成できるシステムです。作成した申告書はe-Taxなどで提出できます。
e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは、所得税、消費税、贈与税、印紙税、酒税などの申告や法定調書の提出、届出や 申請などの各種手続をインターネットからできるシステムです。
税金の納付も、ダイレクト納付やインターネットバンキング、ペイジー(Pay-easy)対応のATMを利用して行うことができます。
Internet Explorer(IE)とは、マイクロソフトが開発したOSのWindowsに組み込まれ、普及してきたWebブラウザです。セキュリティ上の課題やサイトの一部が表示されない不具合、表示速度などの課題から、すでにIEに非対応のサイトも増えています。
こうしたなか、マイクロソフトは2022年6月16日にサポートを終了すると発表しました。後継のWebブラウザであるMicrosoft Edgeに切り替えるよう勧めています。
マイクロソフトの対応に合わせて、国税庁は、確定申告書等作成コーナーなどの推奨環境を変更します。
税理士向けの代理送信を利用する場合については2023年1月以降の推奨環境を検討しているといいます。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。