キンコーズに不正アクセス 名刺・年賀状などの個人情報流出の可能性
チラシ・名刺印刷などオンデマンド印刷を手がける「キンコーズ・ジャパン」(東京都港区)は2022年7月4日、管理運用するサーバーが不正アクセスを受け、プリントサービスで使用した名刺やチラシなどの印字内容から個人情報が流出した可能性があると発表しました。
チラシ・名刺印刷などオンデマンド印刷を手がける「キンコーズ・ジャパン」(東京都港区)は2022年7月4日、管理運用するサーバーが不正アクセスを受け、プリントサービスで使用した名刺やチラシなどの印字内容から個人情報が流出した可能性があると発表しました。
キンコーズ・ジャパンは、主要都市で、コピー・プリントアウト、ポスター印刷、製本やパネル加工などのオンデマンドサービスを提供している企業です。このほか、デジタルソリューションやマーケティング支援なども手がけています。
キンコーズは元々、1970年にアメリカのカリフォルニア州で開店した店がはじまりで、日本では1992年に1号店が開店。2012年からはコニカミノルタグループに加わりました。
今回、キンコーズ・ジャパンの公式サイトの発表によると、個人情報が流出した可能性があるのは、プリントサービスで使用した名刺やチラシなどの印字内容(名刺に印字されている氏名、会社名、電話番号、住所など/挨拶状・年賀状に印字されている差出人の氏名、住所などと宛先に印字される氏名、住所など)。クレジットカードなどの決済情報は含まれていないと説明しています。
利用客からの注文2438件うち、個人情報が含まれると思われるものは1741件といいます。2022年6月、利用客が名刺を再注文するときにエラーが発生し、調査を進めるなかでサーバーへの不正アクセスが発覚しました。
2017年1月1日~2022年4月26日に注文したものが対象ですが、このうち、個人情報が含まれる期間は、2019年4月1日~2022年4月26日です。
対象となる店舗は、キンコーズ直営店とキンコーズオンラインです。九州・中四国地区はFC店舗、別法人のため対象ではないと説明しています。
キンコーズ・ジャパンは対象となる利用客に順次連絡しています。問い合わせ先はキンコーズ・ジャパンの公式サイト上に記載しています。
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