位置情報共有アプリzenly(ゼンリー)、2023年2月3日サービス終了
位置情報共有アプリのzenly(ゼンリー)は、事業を終了することになりました。運営元でアメリカにあるSnap(スナップ)社が約20%の人員削減とともに事業の終了を発表したためです。zenlyのTwitter公式アカウントは2023年2月3日にサービス終了することを明らかにしました。
位置情報共有アプリのzenly(ゼンリー)は、事業を終了することになりました。運営元でアメリカにあるSnap(スナップ)社が約20%の人員削減とともに事業の終了を発表したためです。zenlyのTwitter公式アカウントは2023年2月3日にサービス終了することを明らかにしました。
zenlyとは、GPSで自分の今いる場所を共有できるアプリで、フランスのzenly社が開発し、2017年にアメリカのSnap社が買収しました。
アプリのzenlyは、日本でも10代を中心に人気があり、待ち合わせや近くにいる友人を誘うとき、家族が子どもがどこに外出したのかを把握する目的で使われてきました。その一方で、悪用されるとトラブルに巻き込まれる危険性が指摘されてきました。
Snap社の自社ブログは、エヴァン・シュピーゲルCEOが従業員に宛てたメモを公表しました。
メモによると、収益成長率は2022年初めの予想よりも大きく下回っており、この低成長が2023年まで続くため、低成長のシナリオでもフリーキャッシュフローを生成できるように 2023 年の計画を立てたといいます。
その結果、コミュニティの成長、収益の増加、拡張現実(AR)という 3 つの戦略的優先事項に重点を置くことにし、事業を再構築することを明らかにしました。
そこでSnap Originals、Minis、Games、および Pixy などの分野への投資を中止することを決定し、Zenly と Voisey も終了するといいます。従業員も約20%を削減する予定です。
zenlyの日本向けTwitterアカウントは2022年9月1日に「数カ月後に提供を終了」と投稿していましたが、投稿は深夜になって削除されました。その後、「現在も通常どおりご利用いただける状況で、お別れするまでまだ時間があります」と新たに投稿がありました。
12月3日に、あらためて「zenlyは2023年2月3日をもちまして、サービス提供を終了いたします。上記の日程でユーザーの皆様とはお別れです」と投稿しました。さらに、後継アプリとして「Snapchat」のマップ機能「Snap Map」を紹介しました。
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