目次

  1. Chatworkとは
  2. フリープランの変更点一覧
  3. フリープランの変更理由
  4. APIも変更に対応が必要

 Chatworkとは、35万社以上が利用しているとされるビジネスチャットツールです。無料のフリープランのほか、ユーザー数に制限がなく、ストレージの容量が拡張された「ビジネス」プランや、サポートが充実している「エンタープライズ」プランなどがあります。

 今回、変更があったのは「フリープラン」です。

 Chatworkの公式サイトによると、10月6日からのフリープランの変更点は次の通りです。

以前のフリープラン 変更後のフリープラン
グループチャットの参加 累計7個まで/ユーザー 無制限
メッセージの閲覧 無制限 直近40日以内の最新5000件のメッセージが閲覧可能
メッセージの保存 無制限 無制限
メッセージの検索 最大100件 検索オプションあり 最大200件 検索オプションあり
ユーザー数 100人まで 100人まで
ユーザー管理 チーム機能利用不可 チーム機能利用可
ファイル保存容量 5GB/組織 5GB/組織
ビデオ/音声通話 1対1 1対1

 注意点は次の通りです。

  • フリープランの個人利用(一人のみ)の場合、一人所属の組織としてメッセージがカウントされます
  • フリープランの組織利用(ユーザー管理機能により複数ユーザーを追加している)の場合、組織全体でメッセージがカウントされます
  • メッセージには、他組織とのやりとりやマイチャット含みます
  • メッセージの閲覧制限は組織全体に適用されます
  • ファイル・タスクは今まで通り全て閲覧可能です
  • 過去のデータは保存されていますので、有料プランにアップグレードいただくと全て閲覧できます

 フリープランの変更理由について、Chatworkは次のように説明しています。

 「これまで提供してきたフリープランでは、グループチャットの累計参加数に制限があることから、気軽にグループチャットに参加できず、ユーザー同士のコミュニケーションの幅を狭めてしまっている状態が続いていました。そこでこの度、広くChatworkを活用いただけるよう、グループチャット利用上限数(累計7個)の制限を撤廃するに至りました」

 ソフトウェア同士の連携に必要なAPI(Application Programming Interface)も変更に対応する必要があります。詳しくは、Chatworkの公式サイトで確認してください。