目次

  1. 相鉄・東急直通線とは 新規開業区間は10km
  2. 運行計画のポイント
    1. 東急電鉄から見たポイント
    2. 相鉄グループから見たポイント
  3. 主な区間の所要時間(最速の場合)
  4. 運賃

 相鉄・東急直通線とは、相鉄線と東急線が相互直通運転をする路線です。新規開業区間は、相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅と東急東横線・目黒線日吉駅をつなぐ約10kmの新線です。

  • 相鉄新横浜線:羽沢横浜国大駅 - 新横浜駅(4.2km)
  • 東急新横浜線:新横浜駅 - 日吉駅(5.8km)

 相鉄新横浜線は、西谷駅 - 新横浜駅間の6.3kmも含みますが、西谷駅 - 羽沢横浜国大駅間の2.1kmは2019年の相鉄・JR直通線開業時に営業運転を始めています。

 詳細は、相鉄グループの公式サイトと、東急電鉄の公式サイトでそれぞれ運行計画が公表されています。

駅のホームに設置された「新横浜駅」の看板。新線は地下4階で、JR線や新幹線に乗り換えるにはエレベーターやエスカレーターを乗り継ぐ必要がある(朝日新聞のデータベースから)

 相鉄グループによると、1日の運行本数は、約100往復(上下約200本)。その他に新横浜駅行き、新横浜駅始発の列車も運行します。平日朝ラッシュ時間帯の最多本数は1時間あたり11本です。

  • 東急線内から東海道新幹線へのアクセス強化を図る
  • 東急新横浜線を走行する全列車が東横線または目黒線と直通
  • 東急新横浜線から東横線へ直通する列車はすべて急行で運行、目黒線へ直通する列車は急行、各停で運行する
  • 東急新横浜線内の全列車が新横浜駅、新綱島駅に停車する
  • 相鉄本線から東急目黒線方面へ、相鉄いずみ野線から東急東横線方面へ直通運転する(一部除く)
  • 西谷駅始発の横浜駅行き、横浜駅発西谷駅行きを設定する
  • 相鉄いずみ野線内の特急列車の運行を再開する(東急線直通列車で設定)
  • 相鉄いずみ野線の快速列車、相鉄本線の特急列車の運行時間帯を拡大する

 相鉄・東急直通線を利用する場合の所要時間は次の通りです。たとえば、海老名 - 目黒が最速53分でこれまでより29分ほど短縮されます。このほか、二俣川 - 目黒は38分、湘南台 - 渋谷は51分で、いずれも22分ほど短縮されます。

  • 二俣川 - 新横浜……11分
  • 大和 - 新横浜……19分
  • 海老名 - 新横浜……25分
  • 湘南台 - 新横浜……23分
  • 二俣川 - 目黒……38分
  • 大和 - 目黒……46分
  • 海老名 - 目黒……53分
  • 二俣川 - 渋谷……39分
  • 湘南台 - 渋谷……51分

 新横浜駅から東急線の主要駅までの大人の運賃を例に紹介します。

普通旅客運賃:10円単位 通勤定期旅客運賃(1ヵ月) 通学定期旅客運賃(1ヵ月)
新横浜-日吉 250円 9400円 3440円
新横浜-武蔵小杉 300円 1万1190円 4090円
新横浜-自由が丘 320円 1万2050円 4420円
新横浜-中目黒 360円 1万3360円 4910円
新横浜-目黒 360円 1万3360円 4910円
新横浜-渋谷 360円 1万3360円 4910円