目次

  1. 従来の「Microsoft Teams無料版」(クラシック)の機能
  2. 新しい「Microsoft Teams (無料版)」、データ移行は手動
  3. Microsoftが提示する有料版(Teams Essentialsの場合)
  4. 無料版「クラシック」を使用しているかどうかの確認方法
  5. ほかのMicrosoft製品でも4月からの価格改定に注意

 従来のMicrosoft Teams無料版は「クラシック」と呼ばれるようになりました。機能は次の通りです。

  • 最長60分のグループ会議
  • ユーザー1人あたり5GBのクラウドストレージ
  • 同僚や顧客との無制限のチャット
  • ファイル共有・タスク・投票
  • 会議・チャット・通話・ファイルのデータ暗号化

 続けて無料で利用できるよう、新しい「Microsoft Teams (無料版)」が用意されていますが、使える機能が変わり、既存のチャネル、チャット、定期的な会議のデータなどこれまで利用してきたデータは自動で転送されず、手動で保存して新しい無料アカウントに転送する必要があります。

 手動で転送するデータ・メンバー数が多い場合は、サードパーティのツールを利用する方法があります。詳しくは実績のある事業者に問い合わせてください。

 新しい「Microsoft Teams (無料版)」の機能は次の通りです。

  • 最長60分のグループ会議
  • 1つの会議の参加者最大100人
  • ユーザー1人あたり5GBのクラウドストレージ

 既存のすべてのチーム、チャット、ファイル、およびアクセス許可を自動で引き継ぐには有料版への切り替えが必要です。

 Microsoftは1ユーザーあたり月430円(税抜)の「Teams Essentials」などへのアップグレードを提示しています。Teams Essentialsの場合「すべてのチャット、ファイル、チーム、会議へのアクセスも維持できます」と説明。以下の機能が使えます。

  • グループ会議は最長30時間
  • 会議あたりの参加者最大300人
  • ユーザー1人につき10GBのクラウドストレージ

 組織のメンバーが300人を超える場合は、Microsoft Office 365 E1へのアップグレードを提案しています。

 管理者は、アップグレードしたことを組織内に伝える必要があります。詳しくはMicrosoftの公式サイトで確認してください。

 現在Microsoft Teams 無料版(クラシック)を使用しているかどうかを確認するには、Teams を開き、アプリの右上のプロフィール画像をクリックしてください。

 MicrosoftのJapan News Centerが2022年11月に発表した内容によれば、日本マイクロソフトは、日本円の為替変動に伴い、2023年4 月1日から、法人向けライセンスのオンプレミス製品で20%、オンラインサービスで15%引き上げると発表しています。

 新価格は、2023年4月以降の契約更新や新規契約の顧客に適用されます。