目次

  1. 中小トラック運送事業者向けテールゲートリフター等導入等支援事業とは
  2. 補助金申請受付期間
  3. 補助率は1/6 補助上限は機器ごとに異なる
    1. テールゲートリフター(トラック車両後部に装着する昇降機)
    2. トラック搭載型クレーン(トラック車両の荷台等に装着する移動式クレーン)
    3. トラック搭載用2段積みデッキ(トラック車両内部に設置する組立用デッキ)
  4. 補助対象外となる機器
    1. 共通
    2. テールゲートリフター及びトラック搭載型クレーン
    3. トラック搭載用2段積みデッキ
  5. 補助対象は「導入費」(補助対象機器の購入価格)のみ
  6. 申請方法と必要書類

 中小トラック運送事業者向けテールゲートリフター等導入等支援事業とは、新規投資の余力がなく、経営環境が厳しい状況にある中小トラック運送事業者に対し、荷役作業の効率化に役立つ機器の導入費用の一部を支援する事業です。

 このほか、予約受付システム等の導入並びに業務効率化・経営力強化事業(原価管理システムの導入等)や、人材確保・育成支援事業(資格取得支援事業等)に関する補助も予定されています。

 補助金の申請受付は2023年2月27日~3月22日。先着順ではありませんが、予算額(1.4億円)を超過する申請があった際は、抽選となります。抽選の場合は以下が優先されます。

  1. Gマーク取得の申請者からの申請分(1台目)
  2. 「ホワイト物流」推進運動の自主行動宣言や「運転者職場環境良好度認証制度」取得、「パートナーシップ構築宣言」をしている優遇対象事業者に該当する申請者からの申請分(1台目)
  3. 優遇対象事業者に該当しない申請者からの申請分(1台目)
  4. Gマーク取得の申請者であって優遇対象事業者に該当する申請者からの申請分(2台目)
  5. Gマーク取得の申請者であって優遇対象事業者に該当しない申請者からの申請分(2台目)

 「Gマーク」とは、全日本トラック協会が認定している安全に優れた運送事業者の認証です。

 2022年11月8日~2023年3月31日に以下の対象機器を導入したトラック運送事業者に対し、導入費用の1/6を支援します。補助上限は機器によって異なりますが、重複して申請はできません。対象となる機器の型番は、全日本トラック協会の公式サイトで確認してください。

 補助対象経費に補助率をかけた額のうち、1千円未満は切り捨てとします。

種類 補助率 上限額
アーム式 導入費の1/6 10万円
垂直式
後部格納式 20万円
床下格納式
種類 補助率 上限額
大型 導入費の1/6 70万円
中型 60万円
小型 50万円

 1基上限6万円かつ車両1台あたり上限3基までとなります。

 以下の場合は、補助対象外となりますので注意してください。

中古品の機器
2023年3月31日までに支払が全て完了されなかったもの(手形や割賦による支払の場合は繰り上げ返済が必要)
他の国庫補助金を受けているもの

テールゲートリフター又はトラック搭載型クレーン装着済みの中古車(登録済みのいわゆる「未使用車」や「新古車」を含む)を導入した場合
既に装着済みのテールゲートリフター又はトラック搭載型クレーンを未使用のものと付け替えたもの
自家用自動車(白ナンバーのトラック)に装着したもの
2022年11月7日以前、または2023年4月1日以降に新車新規登録又は構造等変更検査を受けたもの

自家用自動車(白ナンバーのトラック)で使用するために導入したもの
2022年11月7日以前、または2023年4月1日以降に納品されたもの
リースやレンタルにより導入したもの

 補助対象機器の導入費(補助対象機器の購入価格)がわかる書類が必要になります。取付工賃や消費税は、導入費に含まれません。

 「見積書」と「請求書」には、必ず補助対象機器の導入額(購入単価)の記載が必要となります。記載がない場合は、販売担当者の⼿書きなどで追記が必要となります。

  • 記載⽇
  • 会社名
  • 担当者⽒名
  • 補助対象機器の導⼊費(購⼊価格)

 申請は、〒160-0004 東京都新宿区四谷3-2-5 全日本トラック総合会館 公益社団法人全日本トラック協会 交通・環境部 補助金担当宛ての郵送のみ受け付けています。

 必要書類は、導入済みか否かで異なります。詳しくは全日本トラック協会の公式サイトに掲載された公募要領を確認してください。