目次

  1. 封筒のサイズと種類 JIS規格などで規定
    1. 長形封筒(定形・定形外郵便)のサイズ一覧
    2. 角形封筒(定形・定形外郵便)のサイズ一覧
    3. 洋形封筒(定形郵便)のサイズ一覧
  2. 封筒の切手代はいくら? 郵便料金は重量も影響
    1. 定形郵便物の料金、2024年10月から110円に値上げへ
    2. 定形外郵便物の料金

 日本産業標準調査会(JISC)の公式サイトによると、封筒のサイズが「JIS S5502」として制定されたのは、1964年10月1日で、その後何度も改定されています。

 形は3種類あり、次のように定められています。

  • 長形は幅(短辺)と長さ(長辺)との比率がおおむね1:2以上
  • 角形は幅(短辺)と長さ(長辺)との比率がおおむね1:√2程度
  • 洋形は通常、幅(長辺)に封入口があるもの

 封筒のサイズは、数字で表されます。以下に、よく使われる封筒のサイズとその寸法、適合する内容物を紹介します。

封筒 横×縦(mm) 内容物 郵便規格
長形2号 119×277 B5縦2つ折
A4横3つ折
定形外
長形3号 120×235 A4横3つ折
国際便箋横3つ折
定形
長形4号 90×205 B5横3つ折
色紙便箋横3つ折
定形
長形40号 90×225 A4横4つ折 定形
長形6号 110×220 A4横3つ折 定形
封筒 横×縦(mm) 内容物 郵便規格
角形0号 287×382 B4 定形外
角形2号 240×332 A4 定形外
角形20号 229×324 A4 定形外
角形3号 216×277 B5、書籍雑誌 定形外
角形4号 197×267 B5 定形外
角形5号 190×240 A5、書籍雑誌 定形外
角形6号 162×229 A5 定形外
角形7号 142×205 B6 定形外
角形8号 119×197 給料 定形
封筒 横×縦(mm) 内容物 郵便規格
洋形1号 176×120 カード 定形
洋形2号 162×114 A4横・縦4つ折 定形
洋形4号 235×105 A4横3つ折 定形
洋形6号 190×98 B5横3つ折 定形

 日本郵便の公式サイトによると、郵便料金は、封筒のサイズが日本郵便の定める定形か定形外か、そして重量によって変わります。

 定形と定形外の郵便料金は以下の通りです。

 長形3号など定形郵便物の料金は以下の通りです。

重量 料金
25g以内 84円
50g以内 94円

 ただし、首相官邸の公式サイトによると、2024年5月21日に開催された「物価問題に関する関係閣僚会議」で、25g以下の定形郵便物の郵便料金の上限を現行の84円から110円に引き上げる案を了承しました。

 日本郵便は2024年10月から110円に改定する予定です。

 定形外郵便物で規格内とされるのは、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内です。

重量 規格内料金 規格外料金
50g以内 120円 200円
100g以内 140円 220円
150g以内 210円 300円
250g以内 250円 350円
500g以内 390円 510円
1kg以内 580円 710円
2kg以内 取扱なし 1040円
4kg以内 取扱なし 1350円

 定形外郵便の料金も2024年秋から3割ほど値上げが予定されています。