目次

  1. エクセルのセルの中で改行する3つの方法
    1. [Alt]+[Enter] Macは別コマンド
    2. 自動改行(折り返して全体を表示する)
    3. CHAR関数を使う「関数改行」 改行コードは10
  2. エクセルのセル内で改行できない場合の対処法

 エクセルのセルには、そのままでは一行分のデータしか入力できませんが、セル内で改行すると複数の項目や文章を入力したり、見やすく整形したりすることができます。

 改行方法は3つあります。

  1. [Alt]+[Enter](Macなら「command」+「option」+「Enter」)
  2. 自動改行(折り返して全体を表示する:[Alt]+[H]+[W])
  3. CHAR関数を使う「関数改行」

 Microsoftサポートの公式サイトによると、次の手順で操作してください。

  1. 改行の挿入先セルをダブルクリック
  2. 改行する位置をクリック、または[F2]
  3. [Alt]+[Enter]を押して改行を挿入

 任意の箇所で改行するときに便利です。Macの場合は代わりに「command」+「option」+「Enter」です。

 Microsoftサポートの公式サイトによると、セルで複数の行に文字列を表示するように、文字列を折り返すことができます。次の操作をしてください。

エクセルの自動改行の方法
  1. ワークシート上で、書式を設定するセルを選択
  2. [ホーム]→[配置]→[折り返して全体を表示する]をクリック。(デスクトップ用Excelでは、セルを選択し[Alt]+[H]+[W])

 文字列をすべて表示させるには[ホーム]→[セル]→[書式]をクリックし、[セルのサイズ]で[行の高さの自動調整]をクリックするか、行の高さを自分で調整してください。

 指定したセルを一気に事前設定すれば、一つずつ操作する必要ありませんので、まとめて操作する場合に便利です。

 Microsoftサポートの公式サイトによると、CHAR関数とは、他機種のコンピューター上にあるファイルから取得したコードページ番号を文字に変換する場合などに使用します。

CHAR関数を使った改行方法

 複数のセルを参照して改行したデータを入力したい場合などに適しています。

 CHAR関数の改行コードは「10」で、引数に10を指定すると改行するという意味になります。例えば、=B2&CHAR(10)&B3&CHAR(10)&B4と入力すると、B2セルとB3セルとB4セルの値を改行して結合できます。

 ただし、この方法を使う場合は、セルに折り返し機能を設定しておく必要があります。

 セル内で改行できない場合、一番考えられるのは「折り返して全体を表示する」がオフになっており、見た目上で改行されていないケースです。

 改行したいセルで右クリックして「セルの書式設定」→「配置」から「折り返して全体を表示する」のチェックを確認しましょう。

 また、編集したいセルが編集モードになっていない可能性も考えられます。ダブルクリックするか[F2]を押してみてください。