目次

  1. 大同生命サーベイとは
  2. 経営者自身が受診したがん検診の種類
  3. 従業員の受診、胃がんが36%で最多

 大同生命は毎月、全国の中小企業経営者に対し、訪問またはZoom面談による調査を実施しており、2023年11月は7376社に対し、中小企業のがん対策などについて調査しました。

 直近2年間の経営者のがん検診について尋ねたところ、72%が「受診した」と回答し、2022年調査時よりも3ポイント上昇しました。受診したと回答した経営者に受診したがん検診の種類について尋ねたところ、男性は次の通りでした。

経営者が受診しているがん検診の種類

大腸がん検診(便潜血検査:検便)…59%
胃がん検査(胃部エックス線検査:バリウム)…50%
肺がん検診(胸部エックス線、喫煙者のみ喀痰細胞診)…48%
胃がん検査(内視鏡検査:胃カメラ)…44%
腹部超音波検査…25%
前立腺がん検診(PSA<採血>検査)…25%
大腸がん検診(大腸内視鏡検査)…22%
その他…6%

 女性の場合は次の通りでした。

乳がん検診(マンモグラフィ)…57%
子宮頸がん検診(視診、細胞診、内診)…52%
大腸がん検診(便潜血検査:検便)…47%
胃がん検査(胃部エックス線検査:バリウム)…46%
肺がん検診(胸部エックス線、喫煙者のみ喀痰細胞診)…41%
胃がん検査(内視鏡検査:胃カメラ)…38%
乳がん検診(超音波検査)…28%
腹部超音波検査…20%
大腸がん検診(大腸内視鏡検査)…16%
その他…3%

 それぞれのがんの検査や治療方法については、国立がん研究センターが運営する「がん情報サービス」を参照してください。

 さらに、直近2年間で「従業員のがん検診を実施している」と回答した企業は46%と2022年の調査より5ポイント増えました。従業員が受診したがん検診の種類は以下の通りです。

従業員に実施しているがん検診の種類

胃がん検診…36%
大腸がん検診…29%
肺がん検診…25%
乳がん検診…16%
子宮頸がん検診…13%
前立腺がん検診…7%
その他…5%

 このほか、肝臓がんのおもな原因である肝炎の検査について尋ねたところ「従業員に受診を推奨している」と回答した割合は10%にとどまりました。また、子宮頸がん検診についても「従業員に周知・受診を推奨している」と回答した割合は6%にとどまりました。