目次

  1. エクセルのセル内の文字数カウントはLEN関数
  2. 複数セルの文字数カウントはSUM関数とLEN関数
  3. 特定の文字を含むセル数のカウントはCOUNTIF関数
  4. 特定の文字の数はLEN関数とSUBSTITUTE関数も
  5. 全角文字を2バイトでカウントするにはLENB関数
LEN関数の数式と活用事例
LEN関数の数式と活用事例

 エクセルで文字数をカウントする基本的な方法は、LEN関数です。この関数は、指定されたセルの文字、数字、文字、スペースもすべてカウントします。

=LEN(A1)

 たとえば、セルA1に「Microsoftによると、Excel(エクセル)でセル内の文字をカウントする必要がある場合、LEN関数を使用します。」と入力されている場合、LEN関数は「59」という結果を返します。

LEN関数とSUM関数の組み合わせ事例
LEN関数とSUM関数の組み合わせ事例

 複数のセルにわたる文字数を合計するには、SUM関数とLEN関数を組み合わせます。

=SUM(LEN(A1), LEN(A2), LEN(A3))

 この式は、セルA1、A2、A3に含まれる文字数を合計します。

COUNTIF関数の活用事例
COUNTIF関数の活用事例

 エクセルで特定の文字を含むセル数をカウントするには、COUNTIF関数を使用します。Microsoftの公式サイトによると、COUNTIF関数は、1つの検索条件に一致するセルの個数を返します。たとえば、顧客リストのなかから、特定の県の数を表示できます。

 COUNTIF関数は次のように指定します。
= COUNTIF(A1:A17,"青森県")

COUNTIF関数でアスタリスク「*」を活用した事例
COUNTIF関数でアスタリスク「*」を活用した事例

 さらに、アスタリスク「*」を使えば、都道府県のうち、「○○県」が含まれるセルの数を示すことができます。*はどんな文字列が入ってもよいという意味です。
=COUNTIF(A1:A17,"*県")

COUNTIF関数でクエスチョンマーク「?」を活用した事例
COUNTIF関数でクエスチョンマーク「?」を活用した事例

 アスタリスクの代わりに、クエスチョンマーク「?」を使うと、?にもどんな文字列を入れてもよいということになりますが、*と違って文字数を限定します。2文字を抽出したいなら以下の数式となります。
=COUNTIF(A1:A17,"??")

LEN関数とSUBSTITUTE関数の活用事例
LEN関数とSUBSTITUTE関数の活用事例

 セル内の特定の文字の数を数えるには、LEN関数とSUBSTITUTE関数を組み合わせることもできます。たとえば、セル内の”県”の数を知りたい場合は、以下の数式を使用します。

「=LEN(A1:A17)-LEN(SUBSTITUTE(A1:A17,"県",""))」

 この式は、元の文字数から「県」を除いた文字数を引くことで、「県」の数を返します。

LENB関数の活用事例
LENB関数の活用事例

 エクセルのデータ上に日本語と英語が併存しており、半角と全角の文字を区別してカウントする必要する場合は、LENB関数を使用します。LENB関数は全角文字を2バイト(Byte)、半角文字を1バイトとしてカウントできます。

=LENB(A1)