キッチンABCとは

 キッチンABCは、1969年11月、東京都豊島区要町でABC1号店が創業した老舗洋食店です。豊島区を中心に池袋西口店、池袋東口店、南大塚店、江古田店の4店舗展開しています。

 人気No.1のメニューは、特製秘伝のタレで炒めた、豚肉・ニラをご飯の上にのせ、生卵を落とした「オリエンタルライス」です。

人気メニューの「オリエンタルライス」創業時から受け継がれる秘伝のタレが隠し味(東京フードサービス提供)
人気メニューの「オリエンタルライス」創業時から受け継がれる秘伝のタレが隠し味(東京フードサービス提供)

 ドライカレーを薄焼き卵で包み、名物黒カレーをたっぷりかけたオムカレーも人気で、名物メニューが一気に楽しめる「オリエンタルライス&黒カレー」も利用者の声から誕生しました。

 そんな老舗をさらに盛り立てようとしているのが、3代目の稲田安希さんです。

 店の価値や魅力を改めて考えた上で、アナログで昭和的なオペレーションの良さを残すことを決意。一方で、スタッフの負担を減らすためのデジタル化は進めました。コロナ禍で流行した冷凍自販機も「片手間ではなく本腰」で取り組みました。その結果、新たな客層や販路獲得などに成功、売上を1.5倍に伸ばしています。

西池袋店のスタッフ。左端の中野さんは創業時料理長の息子さん、右端の伊藤さんは勤続約18年
西池袋店のスタッフと稲田安希さん(左から2番目)。左端の中野さんは創業時料理長の息子さん、右端の伊藤さんは勤続約18年