ブックオフ24店舗、7000万円の架空買い取りと不適切な在庫計上の手口
ブックオフグループホールディングスは2024年8月6日、子会社の24店舗で従業員による架空買い取りや在庫の不適切な計上7000万円が発覚したと発表しました。外部専門家で構成された特別調査委員会による中間報告です。従業員による具体的な不正行為の手口も明らかになったといいます。
ブックオフグループホールディングスは2024年8月6日、子会社の24店舗で従業員による架空買い取りや在庫の不適切な計上7000万円が発覚したと発表しました。外部専門家で構成された特別調査委員会による中間報告です。従業員による具体的な不正行為の手口も明らかになったといいます。
ブックオフは、書籍・パッケージメディア、アパレル等の総合リユース事業の運営するグループ企業です。
1990年5月に神奈川県相模原市にBOOKOFF直営1号店オープンしたのが始まりで、2018年10月にブックオフコーポレーションを株式移転完全子会社とする単独株式移転の方法により純粋持株会社(完全親会社)である「ブックオフグループホールディングス株式会社」を設立。
国内外800店舗以上、連結売上高は1000億円を超えるグループに成長しています。
ブックオフグループホールディングスのお知らせ(PDF方式)によると、2024年6月25日、子会社が運営する複数店舗で、従業員による架空買い取り、在庫の不適切な計上、着服の可能性があることが発覚し、外部専門家で構成された特別調査委員会による調査を進めていました。
グループの国内外直営全店舗で臨時の実地棚卸を実施したところ、国内24店舗で7000万円に上る不適切な在庫計上が見つかったといいます。
調査委員会が引き続き調査を続けていますが、以下のような行為が発見されているといいます。
ブックオフグループホールディングスによると、直営全店では、各店舗の店舗在庫の実地棚卸は定められたルールに従い、各店舗の店長・主任を中心として行っており、実地棚卸の網羅性や実施棚卸がルールどおりに実施できているかどうかについての確認・検証は、複数店舗を所轄するエリアマネージャーらが行っていたといいます。
しかし、これまで実施してきた実地棚卸では、今回発見されたような不適切な在庫計上は見抜けなかったといいます。
調査委員会は引き続き詳細な事実確認とともに、その発生原因についても分析しているといいます。
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