台風10号の大雨いつまで？ 9月1日午前中にかけて線状降水帯に注意
台風10号は、潮岬の南東をゆっくり東へ進んだ後、9月2日にかけて本州を北上する見込みです。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、東日本では、9月1日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
台風10号の大雨の影響
気象庁の公式サイトによると、西日本では、台風本体の発達した雨雲により、雷を伴った非常に激しい雨の降っている所があります。
また、台風本体から離れた東日本でも、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、太平洋側の地域を中心に、断続的に雷を伴った激しい雨の降っている所があります。西日本や東日本では、これまでの記録的な大雨により、地盤が緩んでいる所や増水している河川があり、土砂災害、洪水災害の危険度が高くなっている所があります。
台風は、9月1日朝にかけて潮岬の南東をゆっくり東へ進み、その後9月2日にかけて本州を北上し、熱帯低気圧に変わる見込みです。熱帯低気圧に変わった後も、東日本を中心に、熱帯低気圧周辺の雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
今後の雨の見通し
気象庁によると、西日本や東日本では、9月2日にかけて台風や熱帯低気圧の本体の雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
8月31日18時からの24時間降水量は多い所で、以下の予想です。
関東甲信地方300mm
東海地方400mm
近畿地方200mm
9月1日18時からの24時間降水量は多い所で、以下の予想です。
関東甲信地方120mm
北陸地方150mm
東海地方200mm
近畿地方200mm
線状降水帯に注意
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間は、以下の通りです。
東海地方（岐阜県、静岡県、愛知県、三重県）1日午前中にかけて
関東甲信地方（茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京地方、神奈川県、山梨県、長野県）31日夜から1日午前中にかけて
伊豆諸島31日夜から1日午前中にかけて
