目次

  1. 台風18号の予想進路 沖縄は高潮に注意
  2. 台風17号は2日にも温帯低気圧へ
  3. 台風18号、飛行機にも影響
  4. 台風の発生数と接近数の平年値

 大型で非常に強い台風18号は、10月2日3時には南シナ海にあって、ゆっくりした速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は925hPa、中心付近の最大風速は50m、最大瞬間風速は70mで、中心から半径110km以内では風速25m以上の暴風となっています。

 台風18号は、3日にかけて南シナ海をゆっくりした速さで北上し、暴風域を伴って台湾付近に進んだ後、5日ごろにかけて沖縄地方に接近するおそれがあります。

 沖縄地方では、うねりを伴った高波に警戒し、強風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。台風の進路や勢力によっては、警報級の暴風や大雨となるおそれがあります。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

 一方、台風17号は、三陸沖を北東へ進んでおり、2日夜には千島の東で温帯低気圧に変わる見込みです。関東地方では、2日にかけてうねりを伴った高波に注意してください。

 台風18号の影響で飛行機にも影響が出る可能性があります。対象となる便は、手数料なしで払い戻しできる場合があるので、航空各社の公式サイトで確認してください。

 JALの公式サイトによると、10月3、4日に宮古・多良間・石垣・与那国を発着するJALグループ運航便に影響が出る可能性があります。

 また、ANAの公式サイトによると、10月2、3日に沖縄那覇・宮古・石垣を発着する便に影響が出る可能性があります。

 スカイマークの公式サイトによると、10月3日に宮古(下地島)を発着する便に影響が出る可能性があります。ソラシドエアの公式サイトによると、10月2~3日に石垣を発着する便に影響が出る可能性があります。

 9月の台風発生数は、台風18号で8個目。例年よりも多くなっています。気象庁の公式サイトによると、1991年~2020年の30年平均の台風の発生数と接近数は以下の通りです。

発生数の平年値 接近数の平年値
1月 0.3
2月 0.3
3月 0.3
4月 0.6 0.2
5月 1.0 0.7
6月 1.7 0.8
7月 3.7 2.1
8月 5.7 3.3
9月 5.0 3.3
10月 3.4 1.7
11月 2.2 0.5
12月 1.0 0.1