中小企業成長加速化補助金とは 2025年3月にも公募要領公開へ

中小企業成長加速化補助金とは、売上高100億円を目指す中小企業等への設備投資や中小機構による多様な経営課題への支援をするための補助金です。補助上限は5億円、補助率は1/2です。中小企業庁は中小企業成長加速化補助金の第1回公募要領を2025年3月にも公開する予定だと明らかにしました。
中小企業成長加速化補助金とは、売上高100億円を目指す中小企業等への設備投資や中小機構による多様な経営課題への支援をするための補助金です。補助上限は5億円、補助率は1/2です。中小企業庁は中小企業成長加速化補助金の第1回公募要領を2025年3月にも公開する予定だと明らかにしました。
目次
中小企業基盤整備機構の公式サイトに掲載された事務局向けの資料案によると、中小企業成長加速化補助金とは、売上高100億円を目指す成長志向型の中小企業者で大胆な設備投資等を行う事業者に対して、事業に要する経費の一部を補助することで、物価高や最低賃金引上げへの対応、地方における持続的な賃上げを実現することを目的とする補助金です。
原則として、2026年度末までに公募を3回程度実施する予定です。約600件の補助金交付を想定しています。
中小企業庁の公式サイトに掲載されたリーフレットによると、補助金の対象となるのは、売上高100億円への飛躍的な成長を目指す中小企業です。
補助金の上限額は5億円で、補助率は1/2です。
補助事業の実施期間は、交付決定日から24ヵ月以内です。この期間内に、計画された設備投資や事業活動を完了させる必要があります。
補助金の申請には、いくつかの要件を満たす必要があります。
中小企業成長加速化補助金の申請に必要な「売上高100億円を目指す宣言」とは、中小企業が「売上高100億円を超える企業になること」、「それに向けたビジョンや取組」を自ら宣言し、2025年春頃公開予定のポータルサイトに公表するという内容です。
宣言の募集要領は2025年2月公開、申請は2025年5月ごろの開始を予定しています。宣言内容はまだ固まっていませんが次のようなことを想定しています。
中小企業庁は「宣言」することで以下のメリットがあると説明しています。
中小企業成長加速化補助金の活用イメージとしては、工場、物流拠点などの新設・増築、イノベーション創出に向けた設備の導入、自動化による革新的な生産性向上などを想定しています。
中小企業成長加速化補助金の第1回公募は2025年3月に公募要領が公表され、5月ごろの申請受付開始となります。同じころに「売上高100億円を目指す宣言」の受け付けも開始することになりそうです。6月ごろに公募を締め切り、8月前後には交付候補者が決まりそうです。
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