目次

  1. 福岡空港とは
  2. 福岡空港に2025年3月20日から第2滑走路

 福岡空港の公式サイトによると、福岡空港は、1944年に旧日本陸軍により席田飛行場として建設が開始され、翌年に終戦を迎えると米軍に接収され、米軍管理下で「板付飛行場」として運営されてきました。

 その後、1951年4月には2800mの滑走路が完成。10月には民間航空の国内線として「東京―大阪―福岡」が、また1965年9月には定期国際線として「福岡―釜山」の航空路が開設され、発展してきました。

 九州やアジアの玄関口としてハブ空港となっており、地下鉄・都市高速道路等のアクセスの良さでも評価の高い空港です。ただし、現在は滑走路が1本で、90秒に1回の頻度で航空機が利用しているという過密ぶりが課題となっていました。

 さらなる航空需要に対応するため、2015年から計画を進めていた第2滑走路の運用開始について国交省が発表しました。国際線での使用を想定しています。

 第2滑走路は、長さ2500mで、第一滑走路との中心線間隔は210mしかありません。そのため、同時に発着できず、1時間あたりの滑走路処理能力は当面、従来の38回から40回へと微増にとどまります(年間では17.6万回から18.8万回への増)。

 さらなる増便に対応するには、飛行機の進入方式の変更が必要となります。今後の需要動向を踏まえ、飛行機が上空を通過する自治体の理解を得られれば、1時間あたり45回まで増やせる見込みです。