目次

  1. 小田原厚木道路とは
  2. 小田原厚木道路で予測されている渋滞
    1. 平日上り線
    2. 平日下り線
    3. 休日上り線
    4. 休日下り線
  3. 工事期間と交通規制
  4. 低速走行規制とは
  5. 迂回ルートと料金調整

 小田原厚木道路とは、神奈川県西部の主要都市を結び、東名高速道路と接続する有料道路です。設計速度は時速80km。1969年に小田原厚木道路全線対面通行(暫定2車線)で開通し、利用台数は年間約2600万台です。

 NEXCO中日本のプレスリリースによると、小田原厚木道路で予測されている渋滞は以下の通りです。

 夕方を中心に、16時から21時まで小田原料金所付近を先頭に最大10km、通過に55分(工事を実施していない期間と比べて35分程度の増)以上の渋滞が予測されています。

 昼過ぎを中心に、9時から14時まで二宮IC付近を先頭に最大10km、通過に45分(エ
事を実施していない期間と比べ25分程度の増)以上の渋滞が予測されています。

 夕方を中心に、7時から20時まで小田原料金所付近を先頭に最大10km、通過に50分
(工事を実施していない期間と比べて30分程度の増)以上の渋滞が予測されます。

 午前中からタ方にかけて、7時から19時まで二宮IC付近を先頭に最大10km、通過に1
時間(工事を実施していない期間と比べて40分程度の増)以上の渋滞が予測されます。

 今回のリニューアル工事は、4月7日(月)9時から8月8日(金)24時まで(124日間)、小田原東IC-二宮IC間(上下線)で実施します。この間にある矢作高架橋、中村川橋の老朽化したコンクリート床版を新しい床版に取り替える工事を予定しています。

 ただし、4月12日(土)、4月13日(日)、4月19日(土)、4月20日(日)、4月26日(土)0時から5月7日(水)8時までは交通規制はしません。

 以下の期間で段階的に交通規制が実施されます。

小田原厚木道路の車線規制予定
小田原厚木道路の車線規制予定
  • 4月7日(月)9時~4月25日(金)24時は昼夜連続で追越車線規制
  • 5月7日(水)8時~5月12日(月)は昼夜連続で追越車線規制
  • 5月13日(火)~8月1日(金)は昼夜連続で対面通行規制。対面通行規制に切り替える作業では、低速走行規制も
  • 8月2日(土)~8月8日(金)24時は昼夜連続で走行・追越車線規制。工事する車線を切り替える作業では、低速走行規制も

 緊急工事などにより、リニューアル工事とは別に工事規制が行われる場合もあります。

 工事期間中、作業箇所の手前数kmから、複数台の管理車両(黄色いパトロールカーなど)が全車線に横一列に並び、時速10~20kmの低速で走行する低速走行規制があります。これにより、前方の通行車両との速度差を利用し、通行車両のいない時間帯に作業をします。

 渋滞を避けるため、NEXCO中日本は、西湘バイパスや東名高速道路への迂回を推奨しています。

 たとえば、東京23区内から箱根地域までの利用の場合、通常ルートでは東京ICから東名高速道路を経由して小田原厚木道路・西湘バイパスを通り、箱根口ICへ行くルートが1時間20分(工事がない期間より40分増)かかるところ、迂回ルートを利用することで、約50分に短縮できます。

 迂回ルートとしては、①東京ICから東名高速道路を経由して海老名JCTから圏央道、新湘南バイパスを通って大磯東ICから西湘バイパスへ入るルート、②東京ICから東名高速道路で御殿場ICで降りるルートがあります。

 東京23区内から熱海方面へ行く場合も同様に、迂回ルートを使用することで、約30分の時間短縮が見込まれます。

 工事期間中、所定の迂回ルートを利用した場合、直通利用よりも通行料金が高くなる場合は、直通利用と同額に調整されます。料金調整は、2025年5月10日(土)から8月3日(日)までの土日祝日に適用されます。平日は料金調整の対象外です。