目次

  1. 提案制度とは 事例やメリットも紹介
  2. 提案制度の事例
  3. 提案制度の課題解決に生成AI活用
  4. 提案制度のプロンプト例
  5. AI活用における注意点と今後の展望

 提案制度と言っても、新規事業提案など様々ありますが、ここでは提案ハードルの低い、改善提案制度をオススメします。日頃の業務で課題に感じていることがわかるだけでなく、当たり前となっている業務を客観的に見て改善しようとする創意工夫のきっかけになるからです。

 ほかにメリットとしては、従業員に次のようなことが期待できます。

  • 経営意識の醸成
  • 問題解決力(考える力)の向上
  • モチベーションアップ

 導入する場合は、なぜ提案制度を始めるのか目的を明確にしたうえで、求めている提案内容・テーマ、提出方法・書式、評価への反映または報奨などを説明したうえで始めましょう。

 ねじ製造業「金剛鋲螺(びょうら)」は、カイゼンにつながるちょっとした工夫やアイデアを、誰でも自由に会社(経営メンバー)へ提案できる「提案制度」を導入しています。

 「日本でいちばん休みの多い会社」「ユニークなアイデアを生み出す提案制度」で有名な未来工業創業者・山田昭男氏による経営論をまとめた著書「稼ぎたければ、働くな。」を参考に、アイデア1件につき500円を支給するようにしたところ、大幅に提案数が増えたといいます。

 たとえば、パレット転倒防止フックの作成です。新卒社員が無造作に立て掛けている木製パレットに転倒リスクを感じ、廃材でワイヤーフックを提案したといいます。そのほかにもスイッチ切り忘れ防止を目的としたLEDランプ付きへの交換なども実現しています。

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