地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業、公募開始
![地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業](http://p.potaufeu.asahi.com/8ba4-p/picture/29207019/ea266561f5cba56faeabfa35f097d24c.png)
地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業とは、訪日外国人旅行者が日本各地を安全・安心に訪れることができるよう、観光客を含めた危機管理体制の検討・構築、多言語での正確な情報発信、観光施設等における非常時対応機能強化、医療機関におけるキャッシュレス決済等の整備等を推進する事業です。2025年2月7日から公募が開始された事業の概要を紹介します。
地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業とは、訪日外国人旅行者が日本各地を安全・安心に訪れることができるよう、観光客を含めた危機管理体制の検討・構築、多言語での正確な情報発信、観光施設等における非常時対応機能強化、医療機関におけるキャッシュレス決済等の整備等を推進する事業です。2025年2月7日から公募が開始された事業の概要を紹介します。
目次
近年、日本では地震や台風などの自然災害が頻発しており、訪日外国人旅行者が旅行中に災害に遭遇するリスクもあります。
地方への誘客をさらに促進するためには、訪日外国人旅行者が安心して旅行できる環境を整備することが重要だとして、観光庁は、地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業の公募を2025年2月7日から始めました。
この事業は、以下の4つの柱で構成されています。
補助対象事業者 | 補助対象施設等 | |
---|---|---|
災害時の観光施設等に おける避難所機能の強化 |
観光案内所・観光施設等を設置し、若しくは管理する者 観光地における店舗・事業所等を運営する者 |
テーマ公園またはテーマ施設外国人観光案内所道の駅、みなとオアシス等 |
災害時の観光施設等の多言語対応機能の強化 | ||
訪日外国人患者受入機能 の強化 |
病院・診療所等を設置し、または管理する者 | 病院、診療所、歯科診療所のうち「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト」(観光庁・厚生労働 省)に登録している、または登録の見込みが あるもの |
災害時等の観光危機管理の強化 | 地方公共団体 | 観光危機管理計画の策定と訓練が対象 |
観光施設を災害時の避難場所として活用するため、非常用電源装置や災害用トイレなどの整備を支援します。
災害発生時に訪日外国人旅行者が円滑に避難できるよう、デジタルサイネージや多言語対応AEDの整備やホームページの多言語表示の拡充などを支援します。
訪日外国人旅行者が安心して医療機関を受診できるよう、キャッシュレス決済の導入や訪日外国人患者受入対応研修、視察研修に要する経費など医療機関内の多言語化を支援します。
各地域において、観光危機管理計画づくりを支援します。
補助対象施設は、以下のような施設のうち、訪日外国人旅行者が毎年一定数訪れていると推定されるところです。ただし、宿泊事業及び交通事業に係る施設の整備は補助対象外となります。
補助率は、補助対象経費の1/2以内です。ただし、以下の経費は補助対象外となります。
この事業に応募するには、以下の立地要件を満たす必要があります。
以下の地域については、優先的に採択されます。
応募期間は、2025年2月7日(金)から9月26日(金)17時までです。応募は毎月末で締め切られ、審査結果は原則として応募月の翌月末を目処に通知されます。
予算がなくなり次第、予告なく募集を終了する場合がありますので、早めの応募をおすすめします。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。