目次

  1. 個人情報とは 個人情報保護法の定義を紹介
  2. 個人情報保護委がヒヤリハット事例集を公表
  3. 「第三者提供」におけるヒヤリハットと対策
    1. 事例:生徒間のトラブルにおける保護者への連絡先提供
    2. 事例:カード会社からの照会による加盟店への連絡先提供
    3. 事例:商品の不具合における製造業者への購入者情報提供
    4. その他の第三者提供に関するヒヤリハット
    5. 第三者提供で重要なポイント
  4. 「利用目的」の意識不足によるヒヤリハットと対策
    1. 事例:顧客情報をアルバイト募集に利用しようとしたケース
    2. 利用目的での重要なポイント
  5. 電子媒体等の取り扱いのヒヤリハットと対策
    1. 事例:USBメモリの持ち出しと置き忘れ
    2. 事例:USBメモリの机上放置
    3. 電子媒体等の取り扱いで重要なポイント
  6. 「メールの送信」におけるヒヤリハットと対策
    1. 事例:CCとBCCの誤り
    2. 事例:メーリングリストの誤用
    3. 事例:フルネーム入りのメールアドレス
    4. メール送信で重要なポイント
  7. 委託先管理とシステムセキュリティのヒヤリハット
    1. 事例:ECサイトの運用保守委託におけるアクセス権限設定ミス
    2. 委託管理での重要なポイント

 政府広報オンラインによると、氏名や性別、生年月日、住所などの情報は、個人のプライバシーに関わる大切な情報です。一方、それらの情報を活用することで、行政や医療、ビジネスなど様々な分野において、サービスの向上や業務の効率化が図られています。

 個人の権利や利益を守るための「個人情報保護法」が2005年4月に全面施行されました。

 個人情報保護法が定める「個人情報」とは、生存する個人に関する情報で、氏名、生年月日、住所、顔写真などにより特定の個人を識別できる情報をいいます。

 原則として、個人情報を取り扱う者は、個人情報は勝手に使わない、なくさない・もらさない、勝手に他者に渡さない、求めがあれば対応する必要があります。

 個人情報の漏洩事件は後を絶ちません。そこで、個人情報保護委員会は、個人情報取扱事業者向けに、個人情報を取り扱う上で、発生しやすいヒヤリハット事例を紹介し、注意を促しています。

 個人情報の第三者提供とは、個人が特定できるデータを社外の第三者に提供することを指しますが、本人の同意なしに提供することは禁じられています。

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