IEに脆弱性 マイクロソフトがセキュリティ更新を「緊急」で呼びかけ
マイクロソフトは2021 年3月10日(日本時間)、同社製品に関する脆弱性の修正プログラムを公表しました。未更新の場合、一部のソフトウェアでは攻撃者にパソコンをリモートで制御される可能性があります。また「Internet Explorer」におけるメモリ破損の脆弱性で「悪用の事実を確認済み」と発表しており、セキュリティ上のリスクが最も高い「緊急」に位置づけています。
マイクロソフトは2021 年3月10日(日本時間)、同社製品に関する脆弱性の修正プログラムを公表しました。未更新の場合、一部のソフトウェアでは攻撃者にパソコンをリモートで制御される可能性があります。また「Internet Explorer」におけるメモリ破損の脆弱性で「悪用の事実を確認済み」と発表しており、セキュリティ上のリスクが最も高い「緊急」に位置づけています。
定期的に公表されている修正プログラムは「CVE-2021-26411」と名づけられたブラウザ「Internet Explorer 11」などに関するものです。情報処理推進機構(IPA)は「これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってパソコンを制御されたりする」おそれがあると説明しています。
Windowsは元々、Windows Updateにより自動更新される設定となっていますが、手動で更新プログラムをインストールする場合は、以下を参考にしてください。
上記の脆弱性も含めて、マイクロソフトが今回、セキュリティ更新プログラムを公開したソフトは次の通りです。
Application Virtualization
Azure
Azure DevOps
Azure Sphere
Internet Explorer
Microsoft ActiveX
Microsoft Exchange Server
Microsoft Graphics Component
Microsoft Office
Microsoft Office Excel
Microsoft Office PowerPoint
Microsoft Office SharePoint
Microsoft Office Visio
Microsoft Windows Codecs Library
Power BI
Role: DNS Server
Role: Hyper-V
Visual Studio
Visual Studio Code
Windows Admin Center
Windows Container Execution Agent
Windows DirectX
Windows Error Reporting
Windows Event Tracing
Windows Extensible Firmware Interface
Windows Folder Redirection
Windows Installer
Windows Media
Windows Overlay Filter
Windows Print Spooler Components
Windows Projected File System Filter Driver
Windows Registry
Windows Remote Access API
Windows Storage Spaces Controller
Windows Update Assistant
Windows Update Stack
Windows UPnP Device Host
Windows User Profile Service
Windows WalletService
Windows Win32K
旧バージョンのMicrosoft Edge (Edge-HTML) のサポートは、今回のアップデートが最後になります。
情報処理推進機構(IPA)の調査では、テレワークを実施する取引先のセキュリティ対策に5割以上の企業が不安を感じていることが明らかになっています。自動更新されていない場合は、Windows Updateなどを用いて、セキュリティ更新プログラムを適用してください。
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