ディズニーランドでの原体験

――鳶本さんは、トリドールHD入社前は、大手自動車会社や外資系コンサルティング会社、ベンチャー企業などでマーケティングやコンサルティングを手掛けてきました。

 人はどうすれば物を買ってくれるのかに興味があり、学生時代から会社の経営をサポートできる人材になりたいと思っていました。そこには、子どもの頃の原体験がありました。 

――どんな原体験だったのでしょうか。

 小学1、2年生の頃、東京ディズニーランドのレストランで食事を買って、家族の分をテラス席に運ぼうとしたら、つまずいて全部ぶちまけてしまいました。もう1回買わないといけないところ、22歳くらいのアルバイトの方に「おけがはありませんか。もう一度作るので待っていて下さい」と言われました。

 その時から、ディズニーランドが大好きになり、大人になっても男同士で遊びに行ってはしゃいでいました。人の興味関心は一つの体験やとっさの行動で、変わります。ものを売るだけではなく、顧客の体験に責任をもって取り組むという視点は、小さいときの原体験が根っこにあります。

飲食の市場価値向上に貢献したい

――様々な企業のマーケティングや経営支援を行った後、2018年に、トリドールHDに入社しました。

(続きは会員登録で読めます)

ツギノジダイに会員登録をすると、記事全文をお読みいただけます。
おすすめ記事をまとめたメールマガジンも受信できます。