目次

  1. 土曜日の配達休止
  2. 配達日が1日程度繰り下げ
  3. 土曜日の配達日指定料金が値上げ
  4. 配達日なぜ変更?理由は働き方改革
  5. 速達料金は引き下げ 290円切手は交換可
  6. 変更しないサービス
  7. 請求書の発送業務に影響も

 10月2日から、普通郵便とゆうメールの土曜日配達が休止となります。これには、郵便物やゆうメールの引受けを記録する「特定記録」も含まれます。

 郵便物やゆうメールの翌日配達が、10月から段階的に翌々日配達へと繰り下げられます。詳しい配達日は表の通りです。

引受日 配達日

 普通郵便物の土曜日の配達休止に伴い、配達日指定料金の区分が下記のように変更されます。

指定日 10月からの料金 9月末までの料金
月曜~金曜日 32円 32円
土曜日 210円 32円
日曜日・休日 210円 210円

 郵便法では、これまで普通郵便物の配達頻度を「週6日以上」と定めていました。しかし、法改正で「週5日以上」に緩和されることになりました。

 日本郵便は、郵便物が減る一方、配達員の人手不足などの課題を抱えており、こうした問題に対応し、働き方改革を進めるため、郵便法が改正されました。

 一方、利便性を確保するため、郵便の速達料金は1割程度引き下げます。

 新料金に対応する260円普通切手は9月1日から発売となります。また、旧料金となる290円普通切手は、9月1日~10月31日の間、無料で他の郵便切手などに交換できます。

重量 10月以降の新料金 9月末までの料金
250gまで 260円 290円
1kgまで 350円 390円
4kgまで 600円 660円

 一方で、変更にならないサービスは次の通りです。土曜日、日曜日および休日も配達し、配達日も変わりません。

  • ゆうパック
  • ゆうパケット
  • クリックポスト
  • レターパックプラス
  • レターパックライト
  • 速達
  • レタックス
  • 書留
  • 簡易書留

 請求や支払いには締め日があります。そのため配達日が変更になると、請求書の到着日を見越して早めに発送する必要があります。請求書の到着確認の問い合わせのほか、PDFやFAXでの送付依頼などの至急対応が増える可能性にも備えておいた方がよいでしょう。