キャッシュレス決済で2021年に買われた商品は? 実店舗ではペット関連
キャッシュレス決裁のデータをもとに、2019年と比べて2021年に消費が伸びた商品やサービスについて、三井住友カードなどが分析し、番付風に発表しました。上位を見ると「実店舗は⽣活必需品、オンラインは娯楽関連」という傾向が見えてきました。それぞれ上位10品目を紹介します。
キャッシュレス決裁のデータをもとに、2019年と比べて2021年に消費が伸びた商品やサービスについて、三井住友カードなどが分析し、番付風に発表しました。上位を見ると「実店舗は⽣活必需品、オンラインは娯楽関連」という傾向が見えてきました。それぞれ上位10品目を紹介します。
三井住友カードなどは、データ分析支援サービス「Custella(カステラ)」のうち、2021年1~9月と2019年1~9月のキャッシュレス決済の消費額を比較しました。
実店舗で消費が伸びた商品・サービスは次の通りです。
一方、オンラインで消費が伸びた商品・サービスは次の通りです。
2021年と2019年を比べることで、コロナ前後の消費行動の変化が見えて来ます。
たとば、実店舗でもオンラインでも大きく伸びた「生鮮食品」は緊急事態宣言下で、宅⾷が増え、食品宅配の利⽤が増えたことが分かります。
実店舗では「ペット関連」が120%増となりました。⾃宅で過ごす時間が増え、ペット需要が伸びたことが影響していそうです。オンラインでは「映画・動画」や「ホビー・娯楽品」「アプリ課金」などが増えており、これも⾃宅で過ごす時間が増えた影響だと考えられます。
実店舗では「コンビニ⾷品」が74%増となりました。コンビニ食品の消費は2020年から2021年にかけて大きく伸びていました。外⾷の代替としての利⽤増加や、「コンビニグルメ」として、テレビ番組やYouTubeなどでの特集が増えたりしている影響も考えられるといいます。
三井住友カードなどは、全国平均を100とした時の実店舗とオンライン、それぞれの一人あたり消費⾦額の多さを⽰しました。
すると、東京都の消費金額は、オンラインが全国平均の約1.2倍、実店舗が約1.15倍⾼く、比較的オンラインでの消費が強い傾向にありました。
一方で、⼤阪府や兵庫県の消費金額は、オンラインが全国平均の0.7〜0.8倍でしたが、実店舗は約1.1倍高く、比較的、実店舗の消費が強い傾向にありました。
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