ガソリン価格、今後どうなる?ガソリン補助金は縮小 2023年は高値維持か
石油情報センターによると、8月21日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は1リットルあたり183.7円と、14週連続で値上がりしました。原油の減産の影響を受けた価格の高止まりや円安に加え、政府が価格抑制のための補助金を段階的に縮小していることが影響しています。
石油情報センターによると、8月21日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は1リットルあたり183.7円と、14週連続で値上がりしました。原油の減産の影響を受けた価格の高止まりや円安に加え、政府が価格抑制のための補助金を段階的に縮小していることが影響しています。
石油情報センターの公式サイトによると、レギュラーガソリンの全国の平均価格は、8月28日時点で、185.6円。軽油も165.1円となりました。ガソリン価格は統計を取り始めて以来の最高値だった2008年8月の185.1円を突破しました。
ガソリン価格は、原油の減産による価格の高止まりや円安の影響に加え、2023年6月から段階的にガソリン補助金の縮小したことで、どんどん上がってきていました。
ガソリン価格が高騰しているため、岸田首相は、9月7日から新たな抑制策を発動し、10月中にはロシアのウクライナ侵略直後と同水準の175円程度まで抑制することを公表しました。補助は年末まで続けられる見通しです。
アメリカや中国の景気減速懸念がある一方で、有力産油国でつくる石油輸出国機構(OPEC)プラスは2023年6月に、協調減産の枠組みを2024年末まで1年間延長することで合意しました。主導するサウジアラビアは7月に始めた日量100万バレルの自主減産を9月も続けると表明しているなど原油価格の高止まりが続く材料がそろっています。
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